Steve-O &トミー・リー (Motley Crue) #4 / オジーの裁判・The Dirt・移動中の機内


2000年代、MTVで一大ムーブメントを巻き起こした Jackass の中心人物、Steve-O。


モトリーの大ファンでもある彼が、親友トミー・リーを迎えてのおしゃべり番組の訳Pt.4!


正直、どこで切り上げようか迷っているのですが、先を聴けば聴くほど面白くなっていく彼らの話…(笑)



次回か、その次の記事で1つの(ヤバい)ピークに達しそうな感じなので、ひとまずそこまでお届けしたいと思います。


S: スティーヴ

A: アシスタント

T: トミー


オジーの Suicide Solution 


17:45


(PMRC によるくだらない検閲の影響で、モトリーが "Shout With The Devil" を "Shout At The Devil" に変更したことについて)


S: でも、あの状況でそういう回避をしたのは非常に賢いよ。当時は言うなれば「悪魔崇拝パニック」と呼べるような状況があった。



事件はオジーのソロ一枚目収録・ “Suicide Solution” から始まった。


あの歌は(直訳的には「自殺による解決」と読み取れるけど)明らかに酒のことを歌ってるんだ。


化学では、solution=「液体」と訳す。歌詞で語られているのは、「アルコールはお前をゆっくりと殺していくものだ」ということだった。



ところがある時、部屋でレコードを聴いていた一人の少年が、ヘッドフォンを付けたまま拳銃自殺をした。


彼のレコードプレーヤーにのっていたのはオジーのアルバムで、収録曲には “Suicide Solution”。


こうしてオジーは多数の裁判に巻き込まれることになったんだけど、法廷で彼は「バカバカしい、あれはアルコールの歌だ!」と説明し、はい、却下と。



T: クソだな…、狂ってるぜ…。


A: 今の話、全て中学二年生の時の「モトリー・クルー研究リポート」からか?


(全員爆笑)



自伝映画 The Dirt 


19:20


S: そういえばThe Dirt の成功、おめでとう!すごく評判良かったよね。


T: ありがとう。


あれを見た世界中の若い連中が色んな形でコメントをくれたよ、「あんなめちゃくちゃ面白い時代に自分が生まれていなかったなんて、ほんとに凹んだよ」ってね。



それが若い連中の共通の認識っぽいよ。彼らはあれを見て、まるでタイムスリップしたかのように感じたらしいね。


ディレクターを務めたジェフは素晴らしい仕事をやってのけたよ。


オレ達がまだ色んな監督候補と面接していた時に彼と会ったんだけど、彼は「この映画を監督できるのはこの世で一人だけ、それはこのオレだ」



「理由その①はオレがモトリーの大ファンだってこと、理由その②は、オレが視聴者をあの当時の世界にタイムスリップさせられるからだ。


電話から部屋の雰囲気、服装、あらゆる細かい点に至るまで、オレは皆をあの世界観に没入させたいと思ってる」と。


彼はその言葉通り、完璧にやってくれたんだ。



マシンガン・ケリー


21:20


A: あなた方自身が初めてあの映画を見た時、どう感じました?


T: リアルでめちゃくちゃ面白かったよ。(トミー役を演じた)マシンガン・ケリーは最高だっただろ。


S/A: 確かに良かった。



T: あの映画の前からオレ達はお互いを知ってたんだけど、ある日彼から電話があって、「Dude、信じられないことが起きたんだ!映画でアンタの役を演じることになった」って。


「マジかよ!?」って感じだったよ!


彼は台本が手元に届くと、「そっちに行くから、細かい背景とかセリフを一緒に見てくれないか?もしこのセリフがハマってないなら、どう変えるべきかとか聞きたいんだ。オレはこの仕事をバッチリやり遂げたいから」と言ってきた。



オレ達は数日間かけて台本にしっかり目を通し、彼は4か月間ドラムレッスンも受けたんだ。


オレが当時やっていたようなプレイやスティック回しとか、細かい所までマスターしていたよ。


自分の仕事をやり遂げるために、あそこまで高いレベルで取り組んでる人間をオレは見たことが無いね。



めちゃくちゃだったツアー


23:45


S: オレがトロントでキッズだった頃、1987年にGilrs Girls Girls ツアーの公演を観たんだけど、ドラムライザーが上昇して、アリーナの方にせり出してきたんだ。


さらにそこからドラムセットが回転したんだけど、こんなの誰もやったことが無かったし、見てる方も皆「おい、マジかよ!?」ってなってた(笑)



でも、あれは間違いなくめちゃくちゃお金かかってたし、絶対ツアーの収益性を下げてただろ?

 

T: 間違いないさ(笑)


S: しかもあの頃のモトリーは、バンドのペイントが施された専用のボーイング機で移動してたんだけど、移動中の機内ではフライト・アテンダントがコカインをきれいに並べた銀皿を持って「いかがですか?」って回ってたってホント?



T: ああ、それもホントさ(笑)


続く…



さぁ、いよいよ話がまずい方向へ…(笑)


次回もお楽しみに…