ジョエル・ホークストラ (Whitesnake) #2 / 厳しい音楽制作と将来有望な息子⁉


Whitesnake をメインに、様々なプロジェクトでも活動するギタリスト、ジョエル・ホークストラ。



彼の最新インタビュー訳をお届けしていますが、今回はそのPt.2!


今回は主に「音楽制作の厳しい現状」と「最強のセンスを持つ息子」についてです!



I: インタビュアー

J: ジョエル


Echobats の今後は?


5:00


I: 今回のシングル "Save Me From Loving You" を聴いてすぐに思ったよ。こんなバンドが一曲で終わってはいけない、僕らにはこのバンドの曲がもっと必要だ!って。だから頼むよ!



J: あぁ、そうだな…(言葉を選ぶ感じで)


ただ、音楽を世に送り出すには色んなものが必要だろ?オレ達にとって金銭的な投資の問題になってくるし。


今や新しい音楽を出すってのは、「勝ち目のない提案」なんだよな。オレ達は、この「ストリーミング」というシステムを再構築する必要があると思うよ。



ミキシング、マスタリング、MVの撮影、並びにそれの編集、配信から告知…こういったコストは全てオレ達が捻出してるんだ。


たった一曲のシングルをリリースするだけでも結構なお金がかかるんだよ、少なくとも「まともなレベルで世界中のリスナーに聴いてもらう」ためにはね。



主役の座を奪った息子?


6:20


I: 今、ちょうどビデオの話が出たけど、あのビデオも良いよね!曲も楽しい感じだけど、何ならビデオはもっと楽しい感じさ。


メンバーそれぞれニューヨーク、ロンドン、カリフォルニアと別々の場所にいてそれぞれの場所での撮影だけど、面白かったよ。



どうやら、キミの子供が美味しいところを持って行っちゃったみたいだね(笑)


J: 普段は自分の家族や子供をSNSには載せたりしないんだけど、ここしばらくは外出自粛・規制下でずっと家で一緒だろ?


子供達もオレから「パパはこの家の中でMVを撮影しなきゃいけないんだ」なんて聞いたのは初めてだと思うよ(笑)



当初のアイデアでは、Zoom を使った一般的な画割りがある感じのだったから、子供達にも「映りたかったら映っても良いよ」って話したんだ。


そしたら、特に息子の方がめちゃくちゃテンション上がっちゃってね。



息子の将来性抜群!?


7:20


J: 彼にはちゃんとしたクラシックピアノのレッスンを受けさせているんだけど、今はエア・ギターとエア・ドラムの方にもっと夢中なんだよ(笑)


J: 息子がちゃんとしたギターの弾き方をやってないことを気にしないでくれよな!



多分、見てくれた人はオレより息子の方を好きになっちゃうと思うよ(笑)


I: 確かに、頑張ってロックしてたもんね!(笑)あの歳の子供が音楽に興味を持ってるってのは素晴らしいことだよ。


J: うちの息子は、子供向け音楽をパスしちゃったんだ。


2~3歳の頃、アイツは Twisted Sister が大好きで、ハロウィンのコスプレにはディー・スナイダーをやってたよ。



そこから今度は Van Halen 期が来て、アレックス・ヴァン・ヘイレンに夢中になったんだ。


お鍋やらフライパンをドラムセット代わりに叩いてさ、あの頃はずっと Van Halen を聴いてたよ。



その後、突然ロック系から離れて、しばらくするとまた戻って来て、今度はKISS 期が始まった。


そして、Iron Maiden を通った後に、今はMotley Crue の大ファンだ。


もちろん、ドラムスティックをクルクル回してるよ(笑)今はトミー・リーに夢中さ。



でも、娘は真逆でね。彼女はキッズらしい音楽が好きで、アナ雪の1と2の曲をノンストップで歌ってるよ。


続く…



すごくシビアなお話とほっこりしかないお話、いかがだったでしょうか?(笑)


今回のEchobats の曲、もし気に入って頂けた方は、トニーでもジョエルでも、バンドのでも良いので、ぜひアカウントのフォローやRTしてあげてくださいね。


リアクションが大きいほど次に繋がる可能性も高まると思います!