今回は元 KISS のギタリスト・ブルース・キューリックが、ジーン・シモンズの「さすが!」なエピソードと、ポールとジーンの違い・似ている所について語ったインタビューをご紹介します!
特に前半の話は、ある意味すごい瞬間です…(笑)
LAの医療センターにて
1:35
何年も前のことだけど、僕と妻がセンチュリー・シティにある医療センターを訪れた時、偶然ジーンと出くわしたことがあってね。
ジーンと会うのはいつだって楽しいんだ。
建物内のロビーにはコンビニみたいな売店があって、僕らはその前で立ち話をしてた。
確か僕は、チップスか何かスナック類を探していたと思うんだけど、その時こそ、ジーンがハロー・キティと出会った瞬間だったんだ。
そこには小児科医なんかもあったはずで、コンビニでもそういった子供向けの商品を置いていたんだ。
それを見たジーンは「へぇ、ハロー・キティか…。KISS のハロー・キティなんてどうだろう?」と僕に訊いてきた。
僕は「ダメな理由なんかあるか?」と答えたよ。だって、(あの商才で知られる)ジーン・シモンズだぜ?
もちろん、そこから半年で実現したとは思わないけど、確かその1~2年後には形になったはずだよ。
今じゃ彼らにとって非常に上手く行っているライセンス商品だ。
ジーンとポールの違いは?
4:35
こちらは同インタビューの別動画。
I: ジーンとポール、似ている点と異なる点は何かある?
B: 彼らは共にモチベーションが高く、どうすれば上手く行くかを知っている。ただ、アプローチが少し違うんだよ。
ジーンが常に大きなビジョンを描いて行動するタイプであるのに対して、ポールはもう少し感情や感覚を大切にしているかもしれないね。
共にクリエイティブではあるが、少し違うんだ。
KISSというバンドに関しては、ポールの情熱や思いを尊重することが多かったかな。
僕はポールがビジネスを知らないと言ってるんじゃないよ。彼もまた間違いなく優れたビジネスマンだし、バンドのビジネス的な面にも関与してる。
ただ、グッズのライセンス的なこととかは、全てジーンだよね。
そういったアプローチの違いはあるけれど、似ている面もたくさんあるよ。仕事における信念や、物事をやり遂げる能力なんかね。
だからこそ、二人ともKISS以外の活動でも成功しているんだ。
ポールは昔言ってたよ、「オレは絵を描くのが好きなんだ。もしかすると、人々はオレが描く絵を気に入ってくれるかもしれない」と。
で、彼は実際その世界でも成功しているからね。
終/
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