ヌーノが明かす、セバスチャン・バック gone wild! 後編


Godsmack サリー・エルナのYouTubeトークショーにゲストで登場したヌーノ・ベッテンコート。



1992年、ブラジルの大型フェスに出演したスキッド・ロウとエクストリームは同じ便で帰国することに。


ヌーノの友人でもある元スキッド・ロウの豪快なボーカリスト、セバスチャン・バックが機内でやらかしたエピソードの要訳・後編です。


前編は こちら


S: サリー

N: ヌーノ



Youth Gone Wild!


26:10


N: もちろん、CAの彼女は「機内のお酒をこんな形で飲ませるわけにはいかないんです!」とボトルを取り返そうとすると、セバスチャンも「そんなケチくせえこと言うなよ!」とヒートアップし始めた。


まさに “Youth Gone Wild” さ(笑)



このままでは彼が本当に興奮してしまうと思った僕は、空港でファンがくれたワインがカバンの中にあることを思い出し、そのワインを彼にあげたんだ。


S: おっと、これでキミも共犯じゃないか(笑)



N: でも、信じてくれ。彼は本当に手が付けられなくなりそうだったんだ。僕はあの状況を何とか抑えようとしたまでだ。


彼はそのCAと口論になっていたからね。


意味不明な歌


でも、それで場が少し落ち着き始めて、僕もやれやれと思っていたら、セバスチャンが小声で意味の分からない歌を何度も何度も歌い始めたんだ。



「ノブが無いドアのように~、靴を履いてない足のように~」みたいな…あの世界一ラウドなロックンロールシンガーが小声でだよ?


それを聞いた時に彼が正気でないことはわかったよ。


S: (頭を抱える・笑)



N: で、場も落ち着いたし僕も眠りにつこうかと思った瞬間、急に全ての電気が点灯し、なんとコクピットから機長が出てきたんだ。



 24 and life


27:50


機長はセバスチャンの所に行き、「いいか、これは連邦法違反行為だ。もしもう一度やったらキミは逮捕されるぞ!」と伝えた。



するとセバスチャンは、「オレに言ってるのか?」と立ち上がったところ、彼は身長が高いから、機長は彼の胸のあたりで見下される形になった。


次の瞬間、セバスチャンは機長の胸ぐらをつかみ、壁に向かって放り投げたんだ。



僕らは全員飛びあがって「おいおい、何やってるんだ!」と…


言うの忘れてたけど、僕ら2つのバンドの他に唯一その空間にいた客は、60~70代の老夫婦で、ブラジルで心臓の手術を受けた帰りだった。



奥さんの方が「Oh my god!!」って叫んでて、投げられた機長は壁にもたれながら震えてたよ。


その時、スネイク・セイボは?


さらに、セバスチャンは彼の方に向かって歩き出したから、僕らエクストリームのメンバーが全員でセバスチャンにタックルして取り押さえた。



S: しかも、上空3万6000フィートでだろ?


N: そうさ。しかも、機長に対してだよ?言っておくけど、これはもちろん9.11 よりも前の話だからね。



で、僕らが「セバスチャン、やめろ!何を考えてるんだ!」ってなだめながら、(スキッド・ロウのギタリスト)デイブ・スネイク・セイボの方を見ると、彼は足を組みながら雑誌を読んでやがったんだ、「あー、また?」って(笑)



言っておくけど、これは僕の記憶だからね。全員かなり飲んでいたから、多少記憶違いはあるかもしれないよ。


終/