ヌーノが明かす、セバスチャン・バック gone wild! 前編


Godsmack のサリー・エルナが同郷の著名人を迎えて展開しているYouTubeのトークショー。



ゲストで登場したのがやはりボストン出身のギタリスト、ヌーノ・ベッテンコート。


2人はうん十年の付き合いらしいのですが、面白かったのは彼らの共通の友人、セバスチャン・バックについてのお話…


S: サリー

N: ヌーノ



ブラジルでの大型フェス


22:30 


N: (1992年)ブラジルのリオで開催された大型フェスHollywood Rock Fesの話だ。


僕らエクストリームとスキッド・ロウはブラジルの雰囲気とかを全然知らなかったんだけど、空港を出たらもうビートルズが来たかのような騒ぎでさ。



僕は髪の毛をむしり取られるわ、荷物は吹っ飛んでいくわでね。こんな狂気の沙汰になるとは思ってもみなかった。


セキュリティは僕らをバスに押し込んだんだけど、そのバスは取り囲んだファンに揺らせれるしね…。



あの熱さは、ほんと世界一のロックファンだった。



知ったこっちゃねぇ!


23:15


で、ホテルに着いたところで軽い説明があったんだけど、ホテルから出るなと言われたんだ。治安が悪いからモノを取られたりして危険だ、と。



でも、僕らは外出したくて、セバスチャンが「連中の言うことなんか知ったこっちゃない。出かけようぜ!オレ、ハングライダーがやりたいんだ!」と言い出した。


で、確かそのハングライダーをやった時の着地が原因だったと思うんだけど、セバスチャンが骨折したんだ。



S: おい、冗談だろ。ブラジルで!?


N: ああ、そうさ。もちろん、これはまだショーをやる前の話だ。


それでライブが出来るのか?って思っていたら、彼は脚を固定する器具を付け、痛み止めと酒を飲んで二回のショーをやり遂げた。



まさにロックンローラーだろ?(笑)



帰国便の機内にて…


24:25


で、マイアミへの帰国便、僕ら二つのバンドは、当時のビジネスクラスにあった2階のコクピット裏に仕切られたVIPエリアみたいなシートに座った。



片方の通路ににエクストリーム、反対側にはスキッド・ロウという具合にね。


離陸してしばらくした頃、セバスチャンがお酒が欲しいとCAの女性に頼み、彼女がドリンクを持ってきてくれた。



セバスチャンはそのまま飲み進め、四杯目のおかわりを注文すると、彼女から「もう飲みすぎなのでこれ以上は提供できません」と断られた。


他の連中は皆眠っていたんだけど、僕にはその反対側の通路の会話がなんとなく聞こえていたんだ。



で、彼と彼女の間で押し問答があり、彼女は下の階へと戻って行った。


するとセバスチャンも彼女の後を追って下に降り、自分でお酒の保管場所から勝手にボトルを持って上がってきたんだ。



S: 爆笑


後編 に続く…