いまやすっかりPRSギターの重要なアイコンとなったオーストラリア人ギタリスト、オリアンティ。
彼女の最新インタビューの要訳後半です!
今回は新作での意外な?ニッキー・シックスとのコラボや、レコード契約時のありえないエピソード等をご紹介いたします。
I: インタビュアー
O: オリアンティ
作詞家 ニッキー・シックス
6:45
I: 僕はモトリー・クルーを、それこそ “Shout at the devil” とかを聴きながら育った世代だけど、今改めてあの頃の曲を見直すと、ほとんどの曲をニッキーが書いてるんだよね。
彼は天才的なソングライターだよね。
O: 全くもってその通りね。
今回のコラボに関しては、まず私が彼に「今アルバムを作っていて、色んなアーティストやライターとコラボしたいと思ってるんだけど」と伝えたら、「良い歌詞があるからすぐにそっちに送るよ」って電話をくれてね。
それが本当に素晴らしい歌詞だったのよ。作詞家としても天才的よ。こういう形で彼とコラボできて、本当に光栄に思っているの。
レジェンドとの共演
13:55
I: あなたはこれまでにPRSから自身のシグニチャーギターを発売し、今ギブソンからもアコースティックを出そうとしている。
共演したアーティストを見返してみても、マイケル・ジャクソン、キャリー・アンダーウッドにリッチー・サンボラとすごい人達ばかりでしょ?
時にはそうやって自分が歩んできた素晴らしいキャリアを思い返してみることはある?
O: あまりないわね。私は常に先のこと、自分がやるべきことに意識を向けているの。もっと音楽に貢献できることがあるし、世に送り出したい音楽や、成し遂げたいこともね。
ステージでスティーヴ・ヴァイやサンタナと共演出来ることは素晴らしい名誉だし、スティーヴは私が14歳の頃からの知り合いだから、私にとっては親戚の叔父さんみたいなものなの。
サンタナやビリー・ギボンズと知り合ったのもそれぐらいだし、それを考えるととんでもないことよね。
過去よりも今
でもそれと同時に、この業界ってすごく特殊で、上に登っていくのも大変だから、私は自分自身に過去を振り返る暇を与えない、という感じね。
ごくたまに、夜中にインスタを見てる時に、誰かが私の昔の写真をタグ付けして投稿してるのを見つけると、「わぁ、懐かしい!」と思うし、当時のことを思い出すわ。
さっき挙げたようなレジェンド達と一緒に仕事が出来ることに対して、本当にありがたく思うし、彼らは人間的にも素晴らしいのよ。
そういった人達から学ぶということは終わりがないし、私は今でも自分自身をギターを弾き始めた10歳の頃のように見ているの。
毎日ギターを手にする時に、「今日も何か新しいことを発見したい!」とか「新しい曲を作ってやる」と感じるのよ。
レコード契約時の珍事
17:50
I: 深く考えることなく、これまでのキャリアで最も心に残っている出来事を2つか3つ挙げろと言われたら、何が思い浮かぶ?
O: (*1つめはサンタナとの初共演で)2つめは、レコード契約をした時のことね。
ジミー・アイオヴィンから電話がかかって来て「キミと契約したい」と言われた時ね。
I: そんな電話自体もそうだし、ましてやそれがジミーみたいな超有名人からだったら、ぶっ倒れちゃうよな。
O: 実は最初に電話をもらってから、しばらく向こうから電話が無かったの。
で、「本当に私と契約したいのかしら?」と思っていたら、数日後、家で飼ってたウサギが電話線を噛みちぎってたことがわかったのよ(笑)
ほら、なにせオーストラリアだから、たくさん動物飼うのは当たり前のことなのよ。
急いで電話線を修理してもらったらジミーから電話があって「ずっと連絡してたのに全然繋がらなかったよ。何が起きてたんだい?」って…(笑)
その後、無事にレコード契約が決まって良かったわよ!
終/
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