グレン・ヒューズ #3 / ツアー展望とセットリスト


昨年の加入発表以来、多くのロックファンが注目しているグレン・ヒューズと Dead Daisies。



正式加入後の初インタビューの抜粋訳をご紹介していますが、今回がその最終回!


今回は加入の決め手になった感覚、ツアーの展望についてです!



M: ミッチ・ラフォン

G: グレン


DDの仲間意識


(*デヴィッド・ロウリーとの初接触後)


G: 僕はダグとは25年の知り合いで、ダグ、デヴィッドとの食事の後に「このバンドに加わりたい」と彼らに伝えた。


僕には実際の兄妹はいないんだけど、僕は彼らのことを兄弟のように考えたいんだ、とね。



キミも知ってると思うけど、この業界にいると、僕らは誰と友達になるかなんて選べないだろ?


でも、このバンドの仲間意識はすごく心地がいいし、僕の人生において愛情を持つこと・笑うことはとても大切なんだ。



で、去年5月僕のソロがひと段落付いた頃にNYに飛び、そこで4日間彼らとジャムをやってそれが上手く行った。


その後、8月には LAのSunset Sound で “Righteous Days” をレコーディングし、全てはそんな感じで始まったのさ。



ツアーへの展望


24:24-


M: 新生DDのライブはどんなセットリストになりそう?


全てDDの曲になるのか? キミとディーンがボーカルを分け合うのか? Deep Purpleの曲をプレイするのか?とか…


あと、どのようにグレン・ヒューズのファンとDDのファンそれぞれの期待に応えていくの?



G: まずは、今回の新しいアルバムをPRするためのツアーだからね。


デヴィッド曰く、これはDDのキャリア史上ベストな作品だと言っていたし、バンドのマネージメントも含め、まずはこの新作をPRする必要があると感じている。


このアルバムは、現在のロックシーンにおいて非常に強力な存在になると思う。



残念ながら、現状ではこのアルバムがいつリリースされるかは明言できないけどね。


ツアーが再開できるメドが付いた時にアルバムはリリースされるし、僕らはロードに出る準備は既にできているよ。



選曲の話に戻ると、当然DDの過去の曲もプレイするし、カバーも数曲やるだろう、恐らくDeep Purpleの曲もね。


ということで、この作品以外の楽曲もプレイするだろうけど、僕らはこのアルバムが世界中のロックファンに届く必要があると信じているから、まずはアルバム曲だろうね。



公然の秘密…


M: 願わくば、”Burn” 辺りはやって欲しいね。


Whitesnakeでダグがプレイしていたバージョンは本当に凄まじかったし、キミの歌う”Burn”だって同様に素晴らしいわけだから。



ましてや、そこにディーンが加わるとなれば…


G: ほんとは言っちゃダメだって言われてたんだけど、僕らは恐らくあの曲をプレイするよ。


(*前ラインナップの段階でもHighway Star やってたのに、グレンが入って Burn をプレイしないわけがない!・笑)



僕はダグと(自分のソロバンドで)あの曲をプレイしたことがあるし、デヴィッドはDDで過去数年間プレイしてきたし、確か、Black Country Communionでも僕はプレイしたことがあると思う。


あの曲はもはや、僕の「身体のシステムの一部」なんだよ。



僕はあれを1973年にDPで作ったわけだけど、あの曲は正しくプレイされる必要があるし、DDの連中はそれが出来るとてつもないプレイヤーが揃っているんだ。


終/