グレン・ヒューズ #1 / Dead Daisies として初インタビュー!


つい先日、待望のグレン・ヒューズ加入後初となるアルバムからカットされた "Unspoken" が公開されたThe Dead Daisies!


この新体制のカギを握るグレンの、メンバーとしての初インタビューが公開されましたので、その抜粋訳をご紹介したいと思います!



M: ミッチ・ラフォン

G: グレン


*会話中、話が脱線したりしている個所は、テーマに合わせて話をまとめさせて頂きました


バンド側からの接触は?


3:20-5:30


M: まずは、Dead Daisies(以下DD)加入のきっかけを訊きたいんだけど。


G: もちろん。ところで、僕がこのバンドの一員として受ける最初のインタビューがこれなんだ。最初がミッチの番組で嬉しいよ。



事の始まりは一年前、イースターの前ぐらいだったかな。


DDのマネージャーから僕に電話があったんだ、バンドの創始者でリズムギターのデヴィッド・ロウイーがLAに来るから、会ってみないか?とね。(*グレンはLA在住)



僕らはサンセット・マーキーで素晴らしいディナーをし、デヴィッドはこれからバンドをどんな方向に持っていきたいかを語ってくれた。


ジョン・コラビとマルコ・メンドーサが抜けた後のプランをね。


そして、僕がこのバンドへの加入に興味があるかどうかも含めて、あらゆることを長く話し合ったよ。



彼は僕に曲を書いて欲しがっていたし、僕も曲を作るのは大好きだからね。それから数週間考えた後、こんな風に思ったんだ。


(DP脱退後)キャリアの大半をソロアーティストとして過ごし、この数年はDP時代の曲を再現するライブもやっていた。


今はそれも終わり、何か別のことをやってみるのに良いタイミングかもしれない、と。



キミも知っての通り、僕は Black Country Communion での活動もすごく楽しんだしね。


(*えぇー!?なんか、揉めてた印象が…笑)


その後、デヴィッドから連絡をもらった時、彼らがやりたいことや、僕のボーカリスト・ベーシスト・ソングライターとしての能力がどのように使われ得るのかについて話し合った。



そこからさらに数週間した頃、昨年の5月かな、僕はNYに飛んで初めて一緒にプレイしたんだ。



新曲“Unspoken”


5:36-7:40 


M: そして遂にニュー・シングル、“Unspoken” が届いたわけだけど、素晴らしい出来だと思う。


制作中、「元Deep Purple / Black Sabbathのレジェンド」という過去と、「これはグレン・ヒューズの新たな一歩だ」という想い、バランスはどんな感じだったの?



G: 去年4月にデヴィッドと話し合いを持った後、僕は自分のスタジオに籠って9~10曲を書いたんだけど、 ”Unspoken” はその2曲目に書いたものだ。


その話し合いの中で、デイヴィッドは、これまでDDが築いてきたもの、そして今後DDが向かうべきだと感じている方向性を話してくれた。



なので、僕は彼から聞いたことを強く意識しながら曲を書いたんだ。彼らには既にしっかりとしたファンが付いているし、彼らに対しても敬意を示したかったしね。


その上で現在形の「新しいDD」を見せたかったんだ。それこそが僕らの描いた野望で、実際それは達成されたように思う。


作曲に関して言うと、僕は1991年にシラフになって以来、フィクションをテーマに書いたことは無い。



僕はずっと事実や人間性をテーマに作り続けてきたんだけど、 “Unspoken” はまさに「解放、恐怖に踏み込んでいくこと、自由に呼吸できる素晴らしさ」などについて書かれたものだ。


今我々が置かれているこの状況(コロナにより自由が制限されていること)を考えると、僕が書いたこの歌詞というのは、まるでそれを予言していたかのようで、ほんとすごく奇妙に感じるよ。


続く…