1980年代、北欧スウェーデンから世界に向けて "The Final Countdown" で大ヒットを飛ばした Europe / ヨーロッパ。
90年代に一度解散した後、2000年代に完全復活し、以後はコンスタントにアルバムとツアーを重ねています。
そのボーカリスト、ジョーイ・テンペストの最新インタビュー要訳シリーズです!
I: インタビュアー
J: ジョーイ
声の変化について
J: 僕らのバンドを25年間支え続けてくれてるスタッフが数名いるんだけど、彼らは言ってくれるんだ。
「キミの声質は少しハスキーに、声域は少し低めにはなってるかもしれないけど、今でも十分よく出ているよね」って。
その点に関してはラッキーだと思うよ。
僕が知ってる素晴らしいシンガー達がだいたい一致するのは、しっかりと睡眠をとり、お酒を飲み過ぎないという二点だ。そこを守っていれば、毎晩喉を回復させられるからね。
若い時は、それが無くても何とかなる。夜通しパーティーしても、翌日には歌えることも出来た。
でも、バンドとしてもキャリアを重ね、歳をとるとね…。
(ツアー中に)声に問題を抱えてしまった時、それを多少和らげるための練習はいくつかある。でも、根本的な解決策はそれほど多くないんだ。
1つ目は、よくわからない現地の医者を呼んで点滴をしてもらう…これは皆が皆効果を得られるわけではない。
2つ目は、温かいお茶やはちみつを摂って、改善することを祈るだけ。
だから、今のところ、僕の声が持続していることはすごくありがたいよ。
近年の自信作は?
2:35
I: 再結成以降、ヨーロッパはコンスタントにアルバムを出していると思いますが、最近のアルバムの中で、あなたが最も自信のある楽曲はどれですか?
というのも、今日のようなストリーミングの時代では、人々はなおさら “Final Countdown” のような大ヒット曲に目を奪われがちだと思うんのですが。
J: 僕らは現時点での最新作 “Walk The Earth” (2017年)をアビー・ロードスタジオで制作したんだけど、タイトル・トラックは皆で顔を突き合わせて作ったんだ。
この曲は、僕らが昔に作った作品と同じぐらいの手ごたえを感じたよ。もうライブでプレイし始めて結構経つけど、ライブの幕開けにピッタリの曲なんだ。
他には、数年前の “War of Kings” (2015年)、これも同じプロデューサー、デヴィッド・コブのプロデュース作品だ。
最後は、”Last Look at Eden” だけど、これも僕らがライブでプレイするのが好きな一曲だ。ファンにも受けが良いしね。
(*結局、全部アルバムのタイトルトラックやがな…笑)
ヨーロッパのDeep Cutsは?
10:12
I: 初期のアルバムの中で、隠れた名曲と言えばどの曲ですか?
J: 初期で言えば、“Seven Doors Hotel” かな。あれは日本でロックアンセムになり、僕らのファンの間では未だに人気が高い。
あれはヨーロッパの最初のアルバムのために一番最初に書いた曲で、初期のジャムから発展していったものだったよ。
続く…
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