そのキャリアの初期はデヴィッド・リー・ロス、中盤はサミー・ヘイガーというそれぞれのシンガーがマイクを握り、それぞれに伝説を作りあげた伝説のバンド、ヴァン・ヘイレン。
その後、わずかアルバム一枚とそれに伴うツアーだけを共にしたのが、当時は"元" Extreme だったボーカリスト、ゲイリー・シェローン。
現在はまた エクストリーム として活動しているゲイリーですが、先日アメリカでクルーズ船ライブに出演した際のインタビュー抜粋訳をご紹介します。
元の音源は こちら 。
VHトリビュートバンドを見て…
E: もう一つキミと話さなきゃいけないのは、昨日の出来事だ。
僕は昨日この船上で、素晴らしいヴァン・ヘイレン(以下VH)のトリビュートバンド The Atomic Punks のライブを見ていたんだけど、僕はキミにメールしたんだよね。
「今すぐ飛び入りして、”Van Halen 3”アルバムの “Without You” を一緒にやるべきだ!」って。
客:笑
G: でも彼らがやってたのはデヴィッド・リー・ロス時代の曲だったじゃないか(笑)
E: 僕はこの自分の番組で、彼らのような本物の演奏力のあるバンドを見るのは最高だと言ってきたし、それによって尚更、本家VHが見たくなると。
もう本家のVHは何年も活動していないわけだからね。
ゲイリーとエディの関係
43:55
E: 今やデヴィッド・リー・ロスは自身の活動に動き、VHがサミー・ヘイガーと二度とやらないのは明らかだ。
となると、一期と二期の歌を難なく歌いこなせるのは、VHファミリーの中でキミしかいないんだよ。
客:歓声と拍手
G: 今僕はバッターボックスに入ってるのか!?エディに電話しなきゃ(笑)
E: キミはまだエディと連絡とってるの?
G: ああ、取ってる。
E: 僕はキミを質問攻めにしたり、キミたちが公にしていないことを無理にこじ開けるつもりはないけど、ここでこの話をするのをエディは嫌がらないかな?
G: 彼らなら大丈夫さ。
E: そう言われると安心だよ。
G: VHファミリーというのは固い絆で結ばれていて、誠意が全てだ。なので、(例え色々訊かれても)僕もそれほど多くのことはここで語れないよ。
E: とにかく、キミたちはいまだに連絡を取りあう仲だということなんだね?
G: ああ。連絡を取り合うようになって数年が経つかな。僕は別にあのバンドを憎悪の果てに抜けた訳ではなかったからさ。単純に違う道を歩み、またコミュニケーションをとるようになった、というだけさ。
E: 何か再び連絡を取り合うきっかけになった出来事はあったわけ?
G: 電話だね。
E: どちらから電話したの?
G: それは言えないな(笑)
残された未発表曲
E: キミがまだあのバンドにいた時、第三期VH2枚目のアルバムに向けて作っていた曲があって、それらはもっと直球のVHらしい曲だったとか?
G: ああ、そうなんだ。もっとVHのストライクゾーンにしっかり入っているような感じで、僕ら自身も感触が良かった。クラシックなVHっぽい曲だよ。
E: VHが最後にリリースした作品は、2012年・DLRとの”A Different Kind of Truth”で、あのアルバムの3分の4は、30年前のアイデアを基にしていた。
彼らはそれを使い果たし消化したわけで、これは完全に僕の勝手な意見だけど、次はキミとの未発表作品を消化するべきじゃないの?やっちゃいなよ!
客:拍手と歓声
E: この世界にはエディが、VHが必要なんだよ!
終/
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