Dokken, Foreigner, そして近年では The End Machine というプロジェクトでも活躍する、「ジョージ・リンチとにこいち」でお馴染みのベーシスト、ジェフ・ピルソン。
先日発売された、The End Machine のセカンドアルバム "Phase 2" のリリース直前に彼が受けた、Thorn of Rock さんのインタビューを訳と共にご紹介したいと思います。
I: インタビュアー
J: ジェフ
発売前の不安・緊張は?
0:30 ~
I: あと数週間でThe End Machine のニューアルバム “Phase 2” がリリースされますよね。(3月のインタビュー時)
あなたはこの業界で長年活動されていますが、やはりアルバムの発売が近づいてくると緊張や心配は感じますか?
J: いや、今はもうそういったことはないよ。昔のように、リリースに合わせてあちこちで色んな物事が同時進行で動いているってことはないからね。(忙しいメディア出演・キャンペーン等)
それより、皆に新しいものを聴いてもらえるという興奮は昔と同じだね。ファンの皆に聴いて欲しい!という強い思いは今でも変わらず感じるよ。
I: 今回の二枚目は一枚目と比べてどういった点が違うんでしょう?
J: 僕に言わせると、一枚目はもっと実験的だったと思う。オープンな姿勢で色んな要素に手を出してみた、という感じかな。
それに対して今回のアルバムでは、僕らはもっと方向性を絞りたかった。
とにかくソングライティングにより大きな意識を向け、リスナーの耳に残る要素や曲の質を最優先に考えた。
僕が思うに、その努力は報われたと思うよ。
楽曲面において前作より強力なアルバムだと思うし、より僕らの本質的な音楽性が表れている。
今作でも普段やらないようなことを多少やってはいるけれど、全体としてはやはり楽曲のクオリティを中心に据えた作品だね。
バンド結成のきっかけとなったのは…
2:05
I: そもそも、このバンドはどのようにスタートしたんですか?
J: 元々の始まりは、フロンティア・レコーズのセラフィーノが発案したプロジェクトだったんだ。
彼は Great White のジャック・ラッセルとジョージ・リンチを組ませたプロジェクト作品をリリースしたいと考え、その制作過程でジョージが僕に楽曲の共作を提案してくれた。
僕はそれを快諾しジョージと作曲を始めたんだけど、その直後だよ、どういう理由かはわからないけれど、ジャック・ラッセルの話は立ち消えになったんだ。
で、その後セラフィーノとの話し合いで、「このプロジェクトにミック・ブラウンを誘うのはどうだろう?」と。
確か、この時にロバート・メイソン (Vo / Warrant) の名前も彼が挙げてくれたんだったと思う。
セラフィーノはロバートと一緒に仕事をしたことがあったし、僕は僕で2015年にWarrant のアルバムをプロデュースし、彼がシンガーとして、ソングライターとして、どれほど有能かも知っていた。
あと、彼の仕事に対する姿勢もね。
ということで、セラフィーノがDokken からの三人とロバート・メイソンをこのプロジェクトのメンバーとして提案した時、もはや考える余地すらなかったね。
I: 間違いないですね。
Vo. ロバート・メイソンについて
3:20
私は去年、ロバートにインタビューする機会があったのですが、私が今までにやったインタビューの中でベストのうちの一つでしたよ。
ロバートと一緒のバンドで働くのはどうでしたか?
J: 最高だったよ。僕らは自然とウマが合ったし、彼も僕もハードワーカーだしね。
彼はアイデアについて話し合う時、お互いが納得いくまで向き合うんだ。
それに、彼の声・歌唱が素晴らしいことは、僕が言わなくても皆知ってるだろうと思う。まぁ、それでも僕はもっと付け加えるけど(笑)
でもね、「良い声を持っている」というのはあくまで一つの要素に過ぎないんだ。
(↓ロバートの国家斉唱・
シャレならんくらい上手いです!!)
仕事に対するアティチュードやソングライティング能力にその他諸々、彼はそういった要素を全て兼ね備えているんだ。
だから、僕はセラフィーノがロバートの名前を出した段階で、僕らのプロジェクトは素晴らしいものになると既にわかっていたよ。
彼は大した男だよ。
続く…
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