デイヴ・グロール (Foo Fighters) / ビートルズが家に来た!


アメリカの人気番組、ジミー・ファロンのトークショーにFoo Fighters のデイヴ・グロールが出演。



またまた爆笑エピソードを披露してくれていますので、そちらの訳をご紹介したいと思います。


J: ジミー・ファロン

D: デイヴ



オーディエンスとの繋がり


0:30


J: 今日、この番組では(コロナ以降)初めて50人以上のオーディエンス、100人を入れて収録してるんだ。


D: (エンタメが)遂に戻ってきたな!



I: 一番最後に100人規模で演奏したのって覚えてる?


D: んー、1987年とか?大昔だよ。


J: そういう小さな小屋でプレイしていた当時のことは覚えてる?100人でも充分たくさんのお客さんだよな。


D: あぁ、覚えてるよ。


オレは最初、家の近所の連中と組んだバンドでプレイして、その後パンクバンドに加入し、17~18歳でアメリカ国内・ヨーロッパをツアーで周ったんだ、バンに乗ってね。



この経験からツアーのやり方を学び、その後Nirvana を始めてまた同じことをやったって感じさ。


当初はバンに乗って100~200人規模の小屋を周ってたけど、バンドはあっという間に人気になったからね。


でも、Nirvana で初期にプレイしていた小屋なんて、ここのスタジオの10分の1くらいの大きさだったよ。


J: オーディエンスが皆歌詞を知ってて、一緒に歌ってくれるのってやっぱり良い気分なの?



D: もちろんさ、それこそがライブの醍醐味だよ。


オーディエンスと一緒に歌ってる時は素晴らしい一体感を共有しているし、皆と繋がってる感じがあるんだ。


それはオーディエンスの数が増えれば増えるほど、より素晴らしくなる。



ビートルズのオナラ


2:00 


J: 新しいドキュメンタリーシリーズがAmazon で始まるんだよね?


バンやツアーバス、バンドの車にまつわるものなんだって?



D: そうなんだ。


バンドマンってさ、機材で一杯の車にメンバー全員が乗ってライブ会場に向かうだろ?そういう所に焦点を当てたシリーズさ。


面白いのはさ、あのThe Beatles だって同じことをやってたんだよ。


オレは今の若いバンドマンの連中から、リンゴ・スターに至るまでインタビューをしたけど、ビートルズも同じだったって言ってたよ。



あのビートルズも、バンドの車の中でオナラをしてたんだよ。オレはリンゴから直接聞いたんだ、「オナラの話」を。


J: …マジかよ!?あのビートルズが?


D: あぁ、そうさ!


J: いいや、そんなはずはないだろ!


D: いいや、してたんだよ、オナラを!(笑)



J: でも、今は(ポールもリンゴも)してないはずさ!


D: いいや、今でもしてるかもしれないぜ?


P. マッカートニー がやって来た!


2:55


J: ビートルズのメンバーを友人と呼べるのはやっぱり変な感じがするものなの?


D: もちろんさ。だって、オレは彼らの曲でギターの弾き方を覚えたぐらいだし。



一番最初に彼らに会った時なんて…当たり前だけど、これまで雑誌やらの紙面で観てた人がいきなり三次元で現れるわけで、やっぱり「うわー!!」ってなっちゃうもんさ。


で、セッションやらの機会を重ねてどんどん仲良くなってはいくけど、その緊張や興奮みたいなものは決して消えないね。


昔、三人目の子供が生まれた頃、ポール・マッカートニーがこっちに来ていて、赤ちゃんの顔を見たいから家に寄っても良いか?って連絡をくれたんだ。



その連絡を受けてオレがまずやったことは、家中にあるビートルズグッズを隠すことだった。


J: 爆笑


D: キミ達、オレがどれだけのビートルズグッズを持ってるか知らないだろ!?(笑)


J: 今から実際のメンバーが来るってのに、ちょっと気恥ずかしいもんな!(笑)


D: だろ?



で、無事一行をお迎えして色々話をしたんだけど、当時うちのリビングにはピアノを置いてたんだ。


帰り際にそのピアノを見たポールが、我慢できなかったんだろうね、座って “Lady Madonna” を歌ってくれたんだよ。


オレは嬉しさのあまり気がおかしくなりそうだった。



その時だ…。


当時4歳だった上の娘が、小銭で一杯のマグカップをキッチンから持ってきてピアノにポンと置いたんだ、まるでチップみたいにさ…笑


J: 爆笑


最高じゃないか!ポールは喜んでた?


D: もちろんさ!彼は素晴らしい人だもの。



終/