今やThe Dead Daisies の主軸メンバーのイメージがすっかり定着したダグ・アルドリッチ。
延期になっていた新作も先日無事リリースされ、予期せぬメンバーチェンジも乗り越え、間もなくツアーに出る予定のデイジーズ。
イギリスのYouTubeチャンネルが行った彼の最新インタビュー訳をお届けします。
I: インタビュアー
D: ダグ
NYCとワクチン接種
1:05
I: 今日はNYにいるダグと電話がつながっています。
ダグ、この先行き不安な中、NYはどんな感じですか?
D: 数週間前からこっちにいるんだけど、状況はかなり良くなってるね。かなり元に戻りつつあるよ。
開いているお店も多いし、場所によっては屋内でもマスク着用義務が解かれているしさ。
I: なるほど。あなたはもうワクチン打ったんですか?
D: あぁ、オレはもう完全に済ませたよ。(*多分、二回打ったということ)
オレは(カリフォルニアから)このNYに来る予定があったから、早い段階で接種を済ませたんだ。
カリフォルニアでは誰もがワクチン接種できるようになって一か月ぐらいになるよ。
I: 良い状況ですね。あなたには何か副反応がありましたか?
D: いや、オレは全く無かったよ。
ヨーロッパツアー
7:05
I: Dead Daisies はもうすぐ国内ツアーに出るんですよね?ヨーロッパにも来れそうですか?
D: 当初、7月にUKツアーを組んだんだけど、まだ自主隔離措置があったりして、オレ達がそっちに行ったとしても10日間ほど動けないんだ。
なので、また日程を先延ばしにして、年内に行ければ良いなと思ってるよ。
ドイツやフランスでもワクチン接種が進んでいるって聞いてるから、ことが順調に運ぶと良いんだけど。
まぁ、まずアメリカ国内でツアーをスタートさせるから、忙しくなりそうだよ。
グレン・ヒューズの歌詞
8:05
I: あなたはバンドのソングライターですが、歌詞にも関わったりするんですか?それとも曲だけ?
D: 過去にオレが関わった楽曲では、歌詞の面で少し助言するようなこともあったね。
Whitesnake 時代にDデヴィッド(・カヴァーデイル)と曲を作ってた時は、「こんな歌詞が出来たんだがどう思う?」と訊かれて「特にこの箇所が良いと思う」とかさ。
デヴィッドはオレに対して、オープンに意見を訊いてきてくれたよ。
一方、グレンはそういうのを必要としない人だ。
彼は非常に卓越した作詞家であり、彼の歌詞は聴いている人が色々なことを想像出来るようなものだからね。
例えば、新曲の一つ “Like No Other” の歌詞だ。
歌詞の一節に “Can you feel my bassline” というのがあるんだけど、彼はベースプレイヤーだし、それを言葉通り「オレのベースが聞こえるか?」というように受け取ることも出来る。
でも、オレはちょっと違った意味で捉えていて、
“You’re like no other /
Can you feel my bassline”
「お前は他の誰とも違う /
オレのエネルギーや愛を感じるか?」
という意味で解釈しているんだ。必ずしも僕らが使っている「ベースのフレーズ」という意味でのベースラインではなくてね。
オレはグレンの歌詞のこういう所が好きなんだよ。聴き手に想像させる余地を持たせるというかさ。
現メンバーでの活動について
10:30
D: 皆にとって新鮮な体験になると思う。
新作を聴けば、過去のデイジーズと共通していることもあると思う。オレとデヴィッド(・ロウリー)はずっとギターチームを組んできたからね。
でも、グレンは全く新しい要素を持ち込んでくれたし、彼は過去にギタリスト二人のバンドで活動したことはないから、これは彼にとっても新たな経験なんだ。
終/
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