今回のインタビュー訳は、元Guns N' Roses / Velvet Revolver で、最近は様々なプロジェクトでも叩いているマット・ソーラム。
近年は表で目立った活動は少ないものの、現在の環境ではミュージシャンにきちんと対価が支払われないことに大きな危機感を覚え、そういったビジネスモデルの改革にも意識を向けているマット。
(*訳せていない少し前のインタビューで感銘を受けました!)
今回は自身が使用するグレッチのドラムチャンネルで、以前このブログでもご紹介しためちゃくちゃカッコいいLA のロックバンド、Rival Sons のドラマーと対談!
話のネタが多いマット、今回はどんな話が飛び出すのでしょうか…!?
(*今回もかなり長いので大訳です)
S: Matt Sorum
M: Mike Miley
Black Sabbath ラストツアーの前座
2:35
S: オレがキミ達のバンド・Rival Son を初めて見たのは、確かインディ500 の野外イベントだったと思う。
あの時、オレはデイヴ・ナヴァロとやっていた Camp Freddy であそこにいたんだけど、バックステージを歩いていたら、すごくロックなグルーヴやリフが聞こえてきて、「おっ、誰がプレイしてるんだ?」と思ったよ。
ああいうイベントの時はたくさんの連中が出るし、オレ達ミュージシャンもそういう環境に慣れてるから、よほどじゃないとチェックしに行こうとはならない。
でもあの時は、オレにデイヴ、他の連中もこぞってキミ達のプレイをステージサイドから見てたよ。
あれがオレにとってRival Sons を良いなと思った最初の瞬間だった。
もう一つ覚えているのは、数年前のClassic Rock Awards だ。あれはまさに、キミ達がBlack Sabbath のファイナルツアーのオープニングを勝ち取った夜だった。
覚えてるかい?
M: もちろんです。
S: ステージの真ん前・ど真ん中にオジーとシャロンのオズボーン夫妻が座ってたよな。
あの時、オレはKings Of Chaos としてステージに立ったんだけど、キミ達がプレイした時、場内の雰囲気が「おお、これは!」という感じになったんだ。
キミ達のパフォーマンスが終わった時、オズボーン夫妻が立ち上がって、キミ達はスタンディング・オベーションを浴びた。
あの直後だろ、サバスのラストツアー参加への打診が来たのは。
M: そうなんですよ。
あの夜、オジーとシャロンが会場を出ようとしてたところで、オレ達のツアー・キーボーディストがちょうど居合わせて。
(↓4:05 ~モノマネ入ります・笑)シャロンは彼を見つけると、オジーをバンバン叩きながら「オジー!さっきのRival Sons の人よ!私達は彼らを前座につけるべきよ!」って。
するとオジーは(いつもの感じで)、「おぉ、あんなクールなバンド随分長いこと出会ってなかったな!」って言ってたらしくて(笑)
まぁ、そういう感じで、ほんとにサバスのラストツアーのオープニングが決まりました。
S: バンドをやっているとああいう授賞式みたいなのはオマケみたいなものだけどさ、あれは素晴らしい夜だったよ。
あそこにいたのは皆「ロックンロールの兄弟」みたいな人ばかりでさ、Queen や Aerosmithのメンバーもいたし。
そんな中で、キミ達のパフォーマンスは最高だったよ。
マイクが観たマット
5:25
M: 僕が初めて「あなたの音」を聴いたのは、もちろんGNR の "Use Your Illusion" でしたが、 僕が実際にあなたを生で見たのは、昔のバンド Bird Three として2001年の The Cult のツアーで前座を務めた時でした。
僕は毎晩あなたのプレイをステージ裏からずっと見てました、あなたの背後に置かれた銅鑼の後ろから(笑)
S: マジかよ!?(笑)
M: あれはまるで学校に通ってるような体験でした。
自分にとって初めてのレコード契約、初めての大きなツアー…ヒット曲を持っている人達がどうやっているのかを初めて目の前で見たんです。
ツアーバスやらツアートラック、全てに圧倒されましたよ。
憧れの銅鑼
6:35
S: あと銅鑼にも圧倒されただろ?(笑)
M: その通り(笑)
S: 「いつかオレもステージで銅鑼を鳴らしてやる!」と思わなかったか?(笑)
M: ええ、今でもRival Sons で銅鑼がフィットする曲が出来てくるのを待ってるんです。
まぁ、そんな曲が出来たら、もちろんツアーにも銅鑼を持っていかないといけないわけですが(笑)
S: 僕らは共にグレッチのドラムキットを叩いてるから、あまり銅鑼のことばかり話すわけには行かないんだけど(恐らく、グレッチは銅鑼を作っていないので)、キース・ムーン (The Who) やジョン・ボーナム (ZEP) も銅鑼を使ってたし、オレが子供の頃に強烈な衝撃を受けたのは、カール・パーマー (EL&P) だったよ。
彼は2つの銅鑼を背後に置いてたんだぜ!
M: 僕も彼のドラムソロを見たことがあるんですが、バスドラでドコドコ刻んだ後、マレット(銅鑼を叩くスティック)を取り出して、右後ろの銅鑼をゴーン!!
すると次にもう一本マレットを取り出して、今度は左の銅鑼をゴーン!!そこから左右の銅鑼を連打ですよ…
あれは今まで僕が見た中で最高のドラムソロの一つでしたね!
続く…
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