最近、面白いインタビューの訳やら自身の弾いてみたネタで時間が足りず、少し間隔が空いてしまったBAND-MAIDのリアクション動画紹介(汗)
お詫びと言ってはなんですが、今回・次回はかなり密度の濃いリアクションをご紹介!
バンメ繋がりのフォロワーさんからもオススメ頂いた、オーストラリアのボーカル・コーチJulia Nilon さんによるリアクション!
一般的なリアクション動画では、言葉のわからないボーカルよりも楽器隊に注目が集まりがちですが、今回は彩ちゃん&小鳩のボーカルに焦点が当たった面白いリアクションです。
この方の素晴らしい所は、見てる最中には言えなかったことを編集段階で文字情報として付け加えていることです!
今回はその両方を訳しながらご紹介していきたいと思います。
サビ①まで
0:47 / Aメロ
彼女の声に感じる「深み」が好き!温かくも、微妙にダークな響きがあるの。
0:54 / Bメロ
彼女の声の明るい部分が出てきてるわ。鼻声っぽい響きに、スピーチのような歌唱ね。
1:10 / サビ①
Go way! の”Go” は、一層鼻で音を作ってるように聴こえるわ。鍛えられた彼女の声が好き。
1:20 / サビ①
より軽くて明るい声質のもう一人のボーカリスト(小鳩)と素晴らしいバランスね。
1:35
(*めちゃくちゃ嬉しそうに)
正直に話すけど、誰かが私にこの曲へのリアクトをリクエストしてくれた時、メイド服を着た日本のバンドだと聞いて、私は何を期待すべきか全くわからなかったし、間違いなく期待していなかったわ。
でも、この曲最高じゃない!(笑)既にただ単純に楽しいんだけど!
これは素晴らしいサプライズよ。
サビ②まで
3:05 / Bメロ②
非常に特徴的なビブラートね。これは後ほど説明を…
3:19 / サビ②
こんな盛り上がってるサビの途中で止めるなんて、まるで違法行為よね。
まず、セカンド・ボーカリストのパートについて少し触れておくわ。
彼女はメインのボーカリストとは異なる歌い方をしてるんだけど、ここの箇所は①番同様、スピーチや会話のような雰囲気ね。
楽しみながらも、歌を前に前に進めるようなエネルギーがあるわ。所々それが抜けてるように聴こえるポイントもあるんだけど、大したことじゃないわね。
この曲すごく楽しいから、今あまりエキサイトし過ぎないように自分を抑えてるもの(笑)
これまでのリアクションを見てくれた人なら知ってると思うけど、私がテンション上がり過ぎた時は技術的な視点が完全にシャットダウンしちゃって、何のために見てるのか忘れちゃうのよね…
Saiki のビブラート
4:14
リード・ボーカリストが繰り返し使っていて、私には特に際立って聴こえるのが、このビブラートね。
日本では長い歴史の中で特有の歌い方が受け継がれているから、100%彼女特有のビブラートとは言わないけれど…
例えば、オペラのベルカント唱法はこんな感じ(4:35) なんだけど、日本の伝統的な歌唱法ではこんな感じ(4:47) なの。
(*と言って、演歌のビデオを紹介!!笑。当たり前ですが、この方、ほんとにプロ…)
西洋のスタイルでは、ビブラートの波形がすごく均一であるのに対して、日本のは「あたしゃやりたいようにやるわ!」って感じね。
(*これが所謂「演歌のこぶし」なんでしょうかね?)
彼女のビブラートには、現代の西洋のポップミュージックからの影響を感じるわ。
マシンガンの音みたいなビブラートとでも言うのかしら、それぞれのビブラートのサイクルの始点が粗いのよね、均一じゃなく。
でも、それが面白いエネルギーを歌に加えているし、彼女の声が(バンドサウンドの中でも)際立つ理由だと思う。
*ここの話から読み取ると、日本人らしい特徴がありつつも、近年のポップミュージックで見られる、「そこまで均一さを意識しない」ビブラートということでしょうか…
バンド全体について
5:44
バンド全体に関して話すと、彼女達はとても良いバンドだと思うわ。
プレイ中でもしっかりコミュニケーションをとっていてすごく楽しそうだし、演奏も正確よね。
あなたがステージに立ってライブでプレイしている時、言葉で、もしくは合図で他のメンバーとコミュニケーションをとることは、素晴らしい一体感を生み出すの。
観ているオーディエンスにもそれは伝わるし、そのエネルギーはバンド内だけでなく、オーディエンスとも共有されるものなの。
後編に続く…
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