アリス・クーパー・バンドのギタリストとして、またソロアーティストとしても活躍中のギタリスト、ニタ・ストラウス！
彼女は身体を鍛えていることでも知られていますが、今回は音楽面ではなく、トレーニングと食事面をテーマにしたインタビューの要訳をご紹介しています。
聴き手の方は、フィットネス関係のコーチなどをしていらっしゃる方です。
I: インタビュアー
N: ニタ
健康食のデリバリー
12:40
I: キミがさっき話してくれた Trifecta のサービスって、ホテルの部屋でも届けてくれるんだよね？
N: ええ、そうなの、場所にもよるんだけど。
ホテルに届けてもらうことも出来るし、ツアーバスに泊まるときだったら、会場に届けてもらったりも出来るわ。
例えば、（コロナが無ければ）来週プレイするはずだったハリウッド・ボウルであれば、プロダクションの会社にそれを送ってもらって、彼らが楽屋まで持ってきてくれるの。
ツアーのケータリング
13:35
I: バンドのツアーって、キミみたいに食事に気を遣っていない人達は何を食べるの？さっきピザって話が出てたけど。
N: それはツアーによっても違うわね。
私のソロツアーやアリスのツアーだと、健康的な食事をしたい演者やスタッフが多いから、ケータリングでもそういったものが並ぶわ。
例えば、私のソロツアーだったら、健康的でちゃんと温かい食事ね。
炭水化物は最低限でタンパク質が豊富で、私達プレイヤーにとってより良いパフォーマンスに繋がるようなものね。
アリスのツアーでもそういった基準に沿った魚や鶏の料理がちゃんと用意されるんだけど、もちろん一般的なものを食べたい人のためにパスタなんかもあるわよ。
問題なのはデザートね！あれは拒むのが大変なの（笑）
スーパーへ買い出し
14:32
N: そういったケータリングが無い場合、ツアーバスには冷蔵庫があるから、普通にスーパーに買いに行くことになるわ。
私は食料品を買いにスーパーに行くのが好きな人だから、特にヨーロッパみたいにTrifecta のデリバリーが利用できない時には、週に一度買い出しに行くことにしてるわ。
ゆで卵やフルーツ、電子レンジを使って作れるオートミールや鶏の料理みたいなものから、調理済みのデリメニューも結構充実してたり、低脂肪のチーズやナッツ、今は何でも手に入るのよ。
一方で、そういうスーパーに買い出しに行くのが好きじゃない人だと、毎日2~3回の食事を毎回外食することになるから高くつくわね。
しかもそれが数か月続くわけだから、積もり積もってバカにならない金額になるの。
あと、外食すると健康的に食べることが難しいのも問題よ。私は断然スーパーでそういった健康的なものを買う方が良いわね。
ロックダウンへの適応
17:30
I: 今、キミはツアーに出ていないわけだけど、これだけの長い間家にいるのはどういう感覚？慣れるのは難しい？それとも簡単だった？
N: すごく興味深い経験なのよ。多分、こんなにも長い期間在宅してるのは…多分10年ぶりぐらいだと思う。
普段は一度家に帰って滞在する期間はせいぜい数週間だし、特に今回は（ロックダウンで）自分の本来の生活圏にいるというだけじゃなく、「家の中にいる」わけでね…。
これに慣れるにはほんとに時間がかかったわよ（笑）
でも、何とかアリスのツアー機材から自分の必要なものを家に持って帰ることが出来たし、今はパートナーと共に家にもかなり良いワークアウトの環境を揃えることが出来たからラッキーだったわ。
パートナーのジョシュはムエタイやボクシングのかなり良いスキルがあるから、バックヤードでミット打ちをやったりね。
こういう状況の中では、自分が出来ることに集中すべきだと思うの。
SNSでは「こんなクレイジーな世界的危機の中で、キミはパーフェクトでいる必要なんかない。何もこんな状況でダイエットなんてしなくても…。世界ではとんでもないことが起きているんだから、家でくつろげば良いじゃないか」みたいな意見も見たわ。
私の意見としては、確かに世界では大変なことが起きているけれど、それ以外は本当に私達がコントロールできないことかしら？って感じなの。
もちろん、コロナ自体は私にどうこう出来ることじゃない。でも、自分が健康的な食生活を送り、しっかり運動することはコントロールできると思うの。
自分自身をそういうポジティブな方向に導いていくことって、気持ちが良いものよ。
終/
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