アリス・クーパー・バンドのギタリストとして、オリアンティからそのポジションを引き継いで以降、ソロギタリストとしても注目を集め続けているニタ・ストラウス。
今回は、彼女のプレイではなく、フィットネス・食事面をテーマにしたインタビューがなかなか面白かったので、要訳をご紹介したいと思います。
ツアーに出るミュージシャンの過酷さと、彼女の意志の強さが垣間見えるのではないでしょうか?
ちなみに、インタビュアーの方は、フィットネス関連のトレーナーの方です。
I: インタビュアー
N: ニタ
ツアーは旅行じゃない!
8:45
I: 今やトレーニングはキミの生活の一部だと思うんだけど、ツアー中の健康的な食事やワークアウトってどうやって維持してるの?
多くの人が聴きたいことだと思うし、僕自身もその一人なんだけど。
N: 結構難しいのよね。
あなたも多種多様なライフスタイルを持ったたくさんの人達とお仕事をするから、私よりも忙しいスケジュールを見てると思うけど、まず私が一番に気を付けているのは「これは休暇じゃないのよ」ということね。
ツアーでは日々違う街にいるわけだから、旅行気分で浮かれたり手短にあるものを食べてしまいがちなのよ。
特に、ツアーバスの中なんてピザやビールは常にあるから、「家の中で食べないものはツアーバスの中でも食べない」という意識を持たなきゃダメね。
パフォーマンス向上を実感
9:40
N: 私の場合、2015年にお酒を断った頃に自分の身体の状態に意識を向け始めたんだけど、「よし、単純にお酒をやめるだけじゃなく、この機会をもっと有意義なものにしよう」と思ったの。
そこから可能な限り健康体でいる努力をするようになった感じね。
私がロックンロール・ライフスタイルを止め、代わりにトレーニングを始めてまず気が付いたことは、どれだけステージでのパフォーマンスが変わったか、ということね。
私はずっとエネルギッシュなパフォーマーできたけど、ジムでボックスジャンプや激しい運動を取り入れて以降、私の脚力は向上し、正しい量のマクロ栄養素を摂取することでパフォーマンスを一段上のレベルに上げることが出来たの。
あれはほんとに大きな驚きだったわ。あの感覚をもう一度味わえたら、とさえ思うの。何とも言えない感覚だったから。
ルーティンの確立
10:45
N: そして次に良かったことは、自分に合ったやり方やルーティンを見つけたことね。
トレーニングの指標やツアー中どこにいても金曜日に栄養食を届けてくれるTrifectaとか。
今では、ツアーでどんな場所にいても自分のために組まれたトレーニングをやって、自分が食べるべき食事を取ることが出来るわ。
もちろん、まだまだ完璧ではないけれどね。
あと大事なのは、家にいる時と同じスケジュールで動くこと。家で過ごす時と同じ時間に起床して、スムージーを飲んでワークアウトして、そこから一日をスタートさせるの。
ホテルのジム
11:40
I: ホテルのジムなんて設備がそれぞれに異なるし、例えそこそこ良い器具があったとしても、very good というには足りないよね、バーベルが無かったりさ。
N: そうね、身体を鍛えることが私達の文化として定着してきて、ホテルのジムもどんどん良くなってきてるとは思うの。
でも、ホテルに入ってジムをチェックする時に、そこに部屋番号が付いていれば問題発生ね…(笑)
(*恐らく、単に一室をちょっと改造して器具を置いただけだから、本格的なジムではないという意味)
I: そうだね、わかるよ。そういう所では、大体ウェイト系のトレーニングが出来ないからね。
続く…
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