先日からツイッターで盛り上がりを見せているトニー・ハーネルを中心に結成された新バンド、Echobats。
先週のインタビュー要訳ではそこに参加している Whitesnake のギタリスト、ジョエル・ホークストラをご紹介しましたが、今回はそのドラマー、マット・スターのインタビューを発見したのでご紹介したいと思います。
今回のインタビューは Echobats 発表前に録られたものなので、この新バンドに関する内容ではありませんが、これが意外と面白かったのでご紹介したいと思います。
私もマットのことは全然予備知識ありませんでしたが、非常に興味深い人生を歩まれている方でした!
I: インタビュアー
M: マット
初めて買ったレコード
1:35
I: キミは子供の頃どんな音楽を聴いてたの?
M: 僕が一番最初に買ったレコードはショーン・キャシディの “Da Doo Ron Ron” だったよ。
今、僕はそれを2枚所有していて、一つは市販のもの、もう一つはプロモ盤だ。
I: 良いじゃないか!
M: 確か7歳の頃、近所の人があのレコードを持っていて、僕も父親に買ってくれるようおねだりしたんだ。
で、僕にとって人生二枚目のレコードが、KISS の “Alive 2” だった。
人生を決定付けたKISS
2:20
M: これ、当時誰にも言わずにこっそりやったんだけど、実はこのKISS のレコードを手にした時、僕はショーンのレコードを叩き割ったんだ。
I: あははは!
M: 「今後KISS のファンとしてやっていくのなら、お前はこのショーン・キャシディのレコードを部屋に置いていてはいけない」って、僕の中にいた何かが告げてきたんだ(笑)
今振り返ってみればもちろん良い曲なんだけど、当時の僕は決断する必要があったからね。
で、1979年にスプリングフィールドでKISS のコンサートを見たんだ。オープニングはJudas Priest だった。
KISS, Cheap Trick, AC/DC, Aerosmith, Iron Maiden 辺りが当時の僕にとっての核となったよ。
と同時に、今日に至るまで、そういったバンドは僕のフェイバリットだ。
面白いのは、今挙げたバンドの多くは素晴らしいライブ盤を出していたということだよね。
KISS なら Alive!、Cheap Trick なら Budokan、Aerosmith なら Live Bootleg だ。
日本は天国!?
3:42
I: さっきキミはショーン・キャシディのレコードを2枚持ってると言ってたけど、キミは今でもレコードコレクターなの?
M: ああ、そうだね。
面白いのはさ、幸運にも僕の仕事は旅を伴うだろ?僕がツアーで日本に行った時は、あらかじめ空っぽのスーツケースを持っていったよ。
もちろん、帰る頃にはレコードで一杯になったんだけど、僕のスタッフはあまりの重さにうんざりしてたよ。
I: (笑) でも、日本盤って最高だよね?
M: ああ、日本語表記でクールだよね。帯も付いてたり、独自の写真があったり。
I: 僕も同じようにレコードを集めてるからその楽しみはよくわかるよ。
(*今回初めて気づいたのですが、「帯」=obi-strip で英語になってるんですね!面白い!)
続く…
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