女性 HR/HM シンガーとして非常に大きな存在であり続けているリタ・フォード。
彼女が80年代後半にオジーとデュエットした曲 "Close My Eyes Forever" を振り返るインタビューの訳をご紹介しています。
今回はその後編、「オジーの歌から感じたこと」「ワイルドなジーンズ」について語られております!
I: インタビュアー
L リタ
ビリヤードからセッションへ
3:15
L: 私はちょうど家でレコーディング中だったから、休憩がてらオジーとビリヤードを始めたの。
そのうち、シャロンは退屈し始めてオジーを残して帰っちゃったから、私達はビリヤードルームの隣にあったスタジオに入ってあの曲を書いたの。
私があのアルペジオを弾き始めたら、オジーが一節を歌い始めてね。
私はあの歌詞を聞いた時、彼は結婚生活に問題を抱えてるのかも、と感じたわ。
彼が込めたメッセージにはリアリティがあったのよ。
(*4:08 実際に歌って見せる)
こんな感じで、彼は心の底からそれを歌っているように見えた。
そしてご存じの通り、しばらくすると彼らの結婚生活が上手く行っていないと報道されて…
多分、オジーがアレを歌った頃は、二人の関係は最悪の状態だったんだと思う。
でもね、彼らは今でも一緒にいるじゃない?
リタ母、激怒!
5:17
I: あのMVもまた説得力がありますよね。あと、あなたが付けていたバカでかいイヤリングも覚えていますよ(笑)
L: あったわね!(笑)
I: あなたは色落ちしたジーンズを履いて、ダブルネック・ギターを弾いていて、まさに「これぞ、リタ・フォード」という内容でしたね。
L: その通りね。
あの破れたジーンズよく覚えてるわ。いまならすごい高値が付くはずよ!
実は、あれが私にとって人生初のジーンズで、あのMVと、”Kiss Me Deadly” のMVでも履いているわ。
私の母はあのダメージジーンズが大嫌いでね、私が家の近所でジーンズ姿でいると「リタ!!家の中に入りなさい!」って言うのよ。
「ママ、何が問題なのよ!?」って訊くと「ご近所さんにあなたがそんな破けたジーンズなんか履いてる姿を見せたくないのよ!」ですって(笑)
あの姿がMTVでガンガン流れることになるとも知らずにね…(笑)
ワイルドだろぉ?
6:15
実はあのジーンズ、街で見かけた電気関係の作業員から買ったものだったの。
友人が運転する車の助手席にいた時、私は彼を見かけて「ねぇ、ちょっと車を止めて!用事があるの!」って言って。
その作業員の所に向かっていって、「ねぇ、あなたの履いてるそのジーンズ、譲ってくれない?一万円でどう?」って訊いたの。
すると彼は、「マジかよ!?もちろんさ!ほんとにこれで良いのか?」って。彼は自分の車にあった予備のズボンに履き替えて、譲ってくれたわ(笑)
すると、「家に帰ったらもう一枚同じようなジーンズあるけど、それも要る?」って言うから、「もちろん、それも頂くわ!」ってもう一万円渡したのよ(笑)
こうして、私はあの(彼の仕事を通じて)自然に破けて色落ちしたジーンズ2枚を手にしたってわけ。
I: 最後に、あのオジーとのデュエット曲を作った時、あんな特別な意味を持つヒット曲になると思ってました?
L: ええ、わかっていたわ、考えるまでもなくね。
あれは神様からの贈り物みたいなものだったから。
終/
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