元Guns N' Roses のギタリストで、今年後半にソロアルバム "Gospel Truth" をリリース予定のギルビー・クラーク。
彼が長年アリス・クーパーの右腕を務めているライアン・ロキシーのポッドキャストにゲストとして登場し、様々な興味深いトークを繰り広げました。
今回は「意味不明!トイレで会ったことある有名人」「トミー "Dude" リー」等々についてです!
R: ライアン
G: ギルビー・クラーク
なぜトイレ限定…
1:08:40
G: ビートルズのメンバーに会ったことある?
R: ビートルズはないけど、どこかのトイレで、ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツと隣になったことはあるよ。
これがおかしなことに、オレはトイレで用を足してる時によく有名人と一緒になるんだよ。
ハリウッドのナイトクラブ・Roxy のトイレでは、雑誌Play Boy の創刊者、ヒュー・ヘフナーと一緒になったことがあるよ。
あと、LA Forum のトイレでは、トミー・リーと出会ったし!その時、彼はオレに何て声をかけてきたと思う?
(声マネしながら)
「What’s up, dude!」
モトリーとアリス・クーパーは約2年ほど一緒に周ったと思うけど、彼との会話のスタートはいつでもそれさ、「What’s up, dude!」(笑)
*dude について
dude という単語自体は「野郎」・「ヤツ」という意味なのですが、他にも友人への呼びかけや、驚いた時にとっさに出す言葉としても使われます。
この言葉がロック界に浸透したのは、ご存じ Aerosmith の Dude (Looks like a lady) 。
スティーヴン・タイラーは、当時モトリーの連中が会話の中でずっと Dude! と言っていたことにインスピレーションを受け、この歌詞を書いたと言われています。
なので、特に同期の彼らにとっては、<モトリー=dude>的なイメージがあるかもしれませんね(笑)
懐かしの Rockstar Supernova
1:09:45
R: Rockstar Supernova というプロジェクトはどうやって出てきたの?あれって完璧なグループだったと思うんだけど。
(*↓でこのプロジェクトの説明が出てきます)
G: あれは最初から<TV番組、CD発売、ツアー>というワンセットで決まってたんだ。
確か、あのオーディション番組のシーズン1ではキミも関わってたよな?
R: 確か、バックアップメンバーだったかな?ブラッククロウズのヤツもいたよな。お馴染みの顔ぶれだったはずだ。
オレはあの時既にスウェーデンに移住してたから、Rockstar Supernova のオーディションをこっちから楽しんでたよ。
つまり、あれは世界規模で放映されてたってことだ。
あのバンドも候補に!
1:11:55
R: あのバンドでは、(元 Metallica の)ジェイソン・ニューステッドも一緒だったよな?
G: ああ、あれはこういう感じで繋がって行ったんだ。
番組のプロデューサー、マーク・バーネットから電話が来て、「今回は番組でゼロからプロジェクトバンドを組み、シンガーをオーディションしていく形にしたい」と。
実はあの頃、後にVelvet Revolver に発展するスラッシュ・ダフ・マットもボーカリストを探していたから、番組側は彼らとも出演の話をしたらしい。
(当然、彼らは出演しないことになり)、マークはオレに「キミが思い描く、最高のロックバンドはどんなメンバーだ?」と訊いてきたから、エリック・シンガーとか、オレの友人たちの名前をどんどん挙げていったんだ。
Dude Looks Like Tommy
1:12:35
G: ちょうどその頃、偶然にもマークがマリブかどこかでトミー・リーと出くわしたらしい。
マークがトミーにそのプロジェクトの話をしたら「何だって!?それ、オレにやらせてくれよ」…
いや、違うな、「Dude!オレにやらせてくれよ!」って言ったに違いない(笑)
ということで、突然トミーがかかわることになり、ベーシストは誰が良いか相談してた時に彼が「元モトリーとガンズがここにいるんだから、後はMetallica だろ?」って言いだして、ジェイソンを誘うことになったんだ。
良いこともたくさんあった一方で、難しいことも多々あった。
1つは、オレ達みたいな(個性のある)3人のミュージシャンが、一か所に集まって曲を書くということだ。
トミーとオレは音楽的な好みが似ていて、Sweet や Cheap Trick はオレ達の共通項だった。と同時に、彼はラップや若者が聴くような音楽も好きだったけどね。
でも、ジェイソンの趣味は完全にメタルだった。
R: 彼はもっとパンクが好きだと思ってたよ。
G: いやいや、彼が持ってきた曲はとにかくリフ中心のメタルだったよ。
でも、バンドのプロデューサーにブッチ・ウォーカーを迎え入れると、彼は素晴らしい仕事をやってくれたよ。
そういったオレ達の異なる要素を上手くまとめ上げてくれたんだ。
終/
0コメント