これまでに Motley Crue や Dead Daisies のメンバーとして活動し、現在はまたソロに戻っているジョン・コラビ。
外出規制下でのインタビュー要訳Pt.2!
今回は段落割りの都合上少し短くなりますが、「ナッシュヴィルのロックコミュニティ」と「Union時代のドラマー」についてです。
ベテランリスナーの皆様はもちろん Union をご存知かと思いますが(笑)、2枚目のアルバムからも20年が経過し、知らない方もいらっしゃるはずですので、最後に軽く解説をさせて頂きました。
I: インタビュアー
J: ジョン
Rock N Roll Town!
44:00
J: オレはここに越してくる前にも何度か仕事で訪れたことがあったんだけど、その時にここの連中は、知りたがりというかお節介というか…変わった街だな、と感じたんだ。
オレがどこかで座ってると急に話しかけてきて、「ヘイ、調子どう?キミ絶対ミュージシャンでしょ?誰と一緒に組んでるの?」みたいにね。
そういう変わったところが気に入って2005年頃に越してきたんだけどさ、今じゃスティーヴン・タイラーがいて、ブラッド・ウィットフォードにデレク・セント・ホームズ、ヴィンス・ニールにミック・マーズ、ウィンガーにシンデレラの連中やキッド・ロックまで…
今やここにはロック・コミュニティが存在するんだよ。素晴らしいことさ。
Union 時代
46:46
I: Union時代のドラマー、ブレント・フィッツ(現在はスラッシュのソロバンドのドラマー)との仕事はどうだった?
J: ブレントとの仕事はすごくやりやすかったよ。
当初、オレとブルース(・キューリック)が色々と曲を書いていた時に、彼とよくつるんでたんだ。
あの作品のプロデューサー、カート・クオモがドラムマシンを使ってデモのドラムトラックを作ってくれてたんだけど、ある日、”Oldman Wise” という曲をやっていた時に、少しややこしいドラムのパートがあってね。
その時にブレントも居合わせたから、カートの家で僕がいつも歌入れをやっていた小さな部屋にドラムキットをセットして、ブレントに叩いてもらったんだ。
オレはあの曲に Led Zeppelin の Four Sticks みたいなドラムが欲しいと思ってたんだけど、ドラムマシンでそれをやるのは少し難しくてね。
オレが「 Four Sticks みたいな感じで」と伝えると、彼は「あぁ、そのニュアンスわかるよ」と一発で汲み取ってくれて、ホームラン級のドラムを叩いてくれたんだ。
それを見て、オレはブルースに「彼は出来るヤツだ、ドラムは彼でいこうぜ」と提案したのさ。
続く…
*Union
1997年、ちょっと変わった成り行きで結成されたバンド。
90年代中頃、KISSのギタリストとして活動していたブルース・キューリックと、同じく Motley Crue のボーカルだったジョン・コラビ。
偶然にも、この2つのバンドにそれぞれオリジナルメンバーが戻ることになり、ブルースとジョンは脱退することに。
そんな二人が一緒に曲作りをスタートさせ、そこに現在はスラッシュのバンドでプレイしているブレント・フィッツ(Dr)とジェイムス・ハンティング(Ba)が合流しバンドへ。
スタジオアルバムは2枚で終わったものの、意外とカッコいいと根強い人気があります。
↑の Do your own thing なんかは、Aerosmith の Toys in the attic のリフに Velvet Revolver ぽさを混ぜたかのようなかっこいい一曲。
ジョンの声がいける方にはお勧めです!
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