今回のインタビュー訳は、パンクロックバンド・SUM 41 のベーシスト、ジェイ・マクキャスリン。
カナダのトロントに住む彼が、コロナ影響下での子育てや音楽市場への影響について語っています。
ミュージシャン・音楽ファンの両方の視点から語られている興味深いお話でした!
I: インタビュアー
J: ジェイ
予想に反して…
0:01
I: 実は今日面白い記事を見つけたから、まずこれから少し話をしてみたいんだ。
3月の中旬3/13~3/19の一週間、全世界でのSpotify Top 200 のストリーミングは、11%下落したらしいんだ。(前週比?)
(ロックダウンで)僕は皆がいつもより音楽を聴く時間が増えると思っていただけにビックリしたんだけど。
YouTube の視聴時間は上昇し、Spotifyは下落したらしい。
キミはこれを聞いてどう思う?同じように驚いたかい?
J: ああ、ショックだね。ただ、皆家にいるとはいえ、仕事をしていたりだとか、何とかしてお金を稼ごうとしてる人も結構多いだろうからね。
僕にも小さい子供が二人いるけど、もうね、日中は何もできないんだよ。
アイツらは家のあちこちを破壊するから、付きっきりで見てなきゃいけない。
(*と、言ってるそばから後ろで子供の泣き声が…笑)
特に今なんて、子供は公園にも学校にも行けないし、買い物にも連れていけない。
だから、その話はショックであると同時に、納得してる面もある。
(ミュージシャンである)僕でさえ、日中は音楽を聴いてないんだからね。彼らの世話をすることで精いっぱいさ。
僕が今音楽を聴けるのは、夕食の時とかそれを作ってる時ぐらいだ。
在宅で仕事をしていて、かつ子供がいない人にとっては最高だろうね!自分の時間があって、パジャマで仕事も出来て、やりたいことできるんだから。
CDとレコードの行方は?
2:10
I: そもそもCDはずっと売り上げの減少が続いてきて、今回のコロナで完全に社会と遮断されてしまったわけだけど、これがCDやレコードという形態に完全に致命傷となると思う?それともまた復活するのだろうか?
J: 否定は出来ないよな。特にこの事態が長引けば、残念ながら多くのレコードショップは閉店せざるを得ないだろう。
1~2か月以内に収束すれば生き残れるだろうけど、まだ1年続くとなるとね…。
これはあくまで僕のいるトロントでの話になるけど、今は必需品を売る店しか営業を許されていないんだ。
当然、レコード店は全て閉まっているよ。
僕はこの街で散歩したりドライブしている最中に、新しいレコードショップを見つけるのが大好きなんだ。
今でも新しいレコード店が開店してるなんてすばらしいだろ?
どうか、この流れが続いてくれるように祈ってるよ。
続く…
個人的には、音楽の聴き方はライフスタイルにあわせて変化していくものだと思いますので、ストリーミングやダウンロードに関しては否定のしようもありません。
それでも、近年はレコード再評価で面白い流れになっていただけに、市場活性化のためにもこの流れは途絶えないで欲しいですね!
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