ザ・ラナウェイズ / Cherry Bomb 制作の裏側


以前取り上げた YouTube チャンネル、Professor of Rock


関係者のインタビューを交えながら、過去の大ヒット曲の裏側を振り返っているチャンネルです。



偶然 The Runaways の "Cherry Bomb" に関する短編動画を見つけましたので、今回はその要訳をご紹介したいと思います。


I: インタビュアー

L: リタ・フォード



短時間で完成


I: あの曲がどうやって作曲されて、レコーディングされたのかを教えてくれますか?


L: あの曲は、ボーカリストのシェリー(・カーリー)が初めてバンドのオーディションを受けに来た時に、まだ世に出ていない曲を一緒にプレイしてみたいと言ったの。



そこでマネージャーだったキム・フォーリーがジョーン(・ジェット)と別の部屋に籠ってあの曲を作り、私たちはそれを基にジャムをしていったの。


(*実際には、シェリーが歌いたかった曲を他のメンバーがプレイできなくて、その場しのぎで作ったという話も・笑)



ラモーンズとのツアー


1:30


当時、私達は The Ramones と一緒にツアーに出る予定になっていたから…あの典型的なパンクのリフと進行あるでしょ?(1:40参照)ああいうのにハマっていたのよ。



あと、Black Sabbath にも同じようなリフがあったでしょ?(*Paranoid を口ずさみながら)


私達はそういった要素を全部 "Cherry Bomb" の中に混ぜ込んでいって、あとはシェリーがホームラン級のボーカルをやってのけたって感じね。



日本での大ブレイク


2:35


I: 多くの人々は知らないと思うけど、あの曲は日本で大ヒットして、キミたちは日本ですごい人気だったんでしょ?



B: そりゃあもうすごかったわよ。


I: ビートルズみたいな騒ぎだったとか?


B: ええ、ほんとにそうよ。(*2:45 日本でのTV出演の映像)



ギターソロのアプローチ


3:12


I: あの曲のギターソロをどんな風に作ったか覚えてますか?


L: ギターソロと言うと、多分ギタリストにとってしっかりと組み立てて弾きたいパートだと思うけど、 "Cherry Bomb" のソロはとても短いの。



I: 確かに、「あなたの見せ場!」という感じではないですよね。


L: そうよ。だから、しっかりと曲を引き立たせるための、曲に馴染むソロにしようと心がけたわ。



終/