The Cult / Guns N' Roses / Velvet Revolver などで活躍し、近年は様々なプロジェクトでドラムを叩いているマット・ソーラム。
彼の最新インタビューの要約Pt.2!
今回は1979~80年頃、彼が出入りしていた「ハリウッドのクラブで掴んだ意外な足掛かり」と、「プロを目指した単純な理由」です。
P:マット・ピンフィールド
S: マット・ソーラム
業界への足掛かり
13:30
P: (Central Club・後のViper Room に出入りしてた頃)キミはまだ子供だったわけだろ?
S: ああ、オレにとって最初のライブもそこだったんだ。
その頃にグレッグ・ライトというギタリストと知り合うんだけど、彼は素晴らしいギタリストでね。彼は後にマイケル・ジャクソンのギタリストになったんだ。
ある日、そんな彼と一緒に、オレは深夜1時45分にステージに立ったんだ。
P: あの当時のギグっておかしかったよな。ヘッドライナーとかトリと呼ばれる連中が真夜中に出てきてさ。
S: そうだったよな。で、オレとのステージを終えたグレッグが、「お前、なかなか良い腕してるな。オレ達、ちょうどツアーに出るところでドラマーが抜けて困ってたんだが、お前一緒に来るか?」と誘ってくれてね。
オレは「いくらだ?」と。オレはその時から「交渉上手」だったんだ(笑)
彼が一週間で約2万円というから、オレにとっちゃあ宝くじに当たったようなもんだったよ。
その旅で、オレはテキサスやルイジアナといった南部の方に向かったんだけど、オレは白人でグレッグは黒人。人種に基づく様々な問題に直面したよ、まだ70年代の終わりだったしな。
P: 映画「グリーンブック」みたいなもんだな。
S: ああ、子供だったオレにとっては大きなカルチャーショックだったよ。
情熱の赴くままというよりも…
15:00
その後、マイケル・ロイドというプロデューサーと一緒に仕事をするようになり、ベリンダ・カーライルの最初のソロとか、全然ロックじゃない仕事をしていたよ。
(*ただし、アルバムのクレジットにマットの名前は確認できませんでした)
P: でもそれはとにかく「音楽への情熱が赴くまま」という感じだったんだろ?
S: というよりも、どうやったら「まともな仕事」に就かなくて済むかを必死に考えてんだ(笑)
オレはとにかくドラムをプレイするのが大好きで、それこそが唯一やりたいことだった。誰とやるかは大した問題ではなく、ね。
あの頃、色々なジャンルの音楽に自ら立ち向かい、自分の腕を磨いていたことはラッキーだったかな。
悪友たちとの出会い
16:00
そして、The Cultの加入は当然オレにとって大きな転機となった。アリーナでのプレイ、ツアーバスでの旅、写真撮影…新たな体験だったな。
The Cult のツアーでイギリスに行ったんだけど、そこでオジー時代のザック・ワイルドとかランディ・カスティロといった悪友に出会うようになったんだ(笑)
P: そうだな、オレ達には悪友ばっかりだもんな(笑)
続く…
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