ダグ・アルドリッチ #2 / 作曲方法の変化


新作リリース&ツアーがコロナの影響で延期となっている The Dead Daisies。



その中心人物でもあるダグ・アルドリッチの最新インタビュー要訳・後編になります。


今回お送りする箇所では、曲のアイデアや作曲のやり方などについて語られています!



I: インタビュアー

D: ダグ


作曲は家?ツアー中?


4:20


I: 曲はツアー中に作ったの?それとも、スタジオでじっくり腰を据えて作り上げていく方が好き?



D: 時にはツアーの最中に曲の良いアイデアが浮かぶことはあるけど、ツアー中は基本的にプロモーションとライブのことに集中していることが多いから、必ずしもクリエイティブなモードとはいいがたいんだ。


僕は家の敷地内に隔離された小さなスタジオがあるんだけど、そこでは音楽に没頭できる。


そこに座っていると、自然と良いギターのリフや時には歌のメロディも思いついたりするんだ。



どんどんアイデアを出していって後から聴き直して、自分がクールだと思えるものを進展させていく。


だいたい10個のアイデアが出たとしたら、その中から1つをバンドに持っていく感じだね。



曲のアイデアの貯め方



I: 長年作曲をやっていると思うけど、そのやり方って変わって来てる?


今やホームスタジオは普通だけど、昔はそんな風に試行錯誤しながら曲をまとめ上げる環境は身近に無かっただろ?



D: 僕にとって一番最初の録音環境は、4トラックの小さなカセットテープレコーダーだったよ。85~86年辺りだったと思うんだけど、誰かから貰ったんだ。


それを使って曲のアイデアを貯めていったんだ、今じゃカセットすら知らない人もいるだろうけどね。



ドラムは箱を叩いた音をクリックトラックの代わりにしてさ、残り3つのトラックにそれぞれベース、ギター、ボーカルを録音してね。


あの頃、LAの色んな場所に住んだけど、どこに住んでもあのレコーダーを使ってたよ。



今なんてiPhone1つだよ?


浮かんだアイデアをスマホに録っておいて、それを自分あてにメールし、Pro Toolsに取り込んで、そこから曲を組み立てていけるんだから便利になったもんさ。



デヴィカバから学んだこと


7:40


I: Facebookでキミの素晴らしいギターコレクションを見たんだけど、あの中で特に作曲の時に使うお気に入りはある?


D: いや、単純によく使うお気に入りはいくつかあるけれど、ソングライティングに関しては僕はアコギでやるから。



これはWhitesnake 時代にデヴィッド・カヴァーデルと共作するようになってからやり始めたんだ。


お気に入りのギブソン・ハミングバードやマーティンはいくつかあるよ。



僕は変則チューニングも使うから、曲に合わせてインスピレーションを受けるものを使うんだ。


でも、エレキに関して言うと、一番よく使うのは(レスポール)ゴールドトップかな。



続く…