サイモン・ライト #1 / Dio Returns の公演


AC/DC や DIO での活動で知られるベテランドラマー、サイモン・ライト。


その彼が昨年、話題となった DIO のホログラムツアーの最中に受けたインタビューの要訳をお届けします。



彼や、ロニーの奥様・ウェンディがこのプロジェクトに賭けた思いを語ってくれています。


I: インタビュアー

S: サイモン


通常のライブと異なる点


0:42 ~


I: このDIOのホログラム・ツアーに参加してみて気分はどう?


S: 本当に素晴らしい気分さ。最初はライティングやクリック・トラックなんかを完璧に機能させるために、ちょっと大がかりな仕事という感じだったけど。


今は大きな喜びを感じているよ。



I: キミは*クリック・トラックをどう捉えているの?もちろん、スタジオでは使ったことがあると思うんだけど、それをステージに持ち込むってのはどんな感じ?


S: そこが今回の違いだね。過去にライブでクリック・トラックを使ったことは無かったからさ。


まぁ、もう慣れてきたけどね。今はもう問題ないね。



*クリック・トラック


演出や他の楽器との兼ね合いで、ドラマーがより正確なリズムを刻むながら進行する必要がある場合に用いるクリック音のこと。


このツアーでは、DIOのホログラムに全てを合わせてプレイする必要があるため、それが必要となる。


最初のホログラム公演


1:32 ~


I: キミの場所からロニーの姿は見えるの?


S: 正直言って、僕の場所からは見えないんだ。何か、光がキラキラとしているのはわかるんだけど。



でも、それで良いんだよ、僕は自分のプレイに集中しなきゃいけないからね。集中力を削がれるものは小さいほうが良いさ。


もちろん、正面から見た時には素晴らしいと思ったよ。


3:05


I: 2016年8月、ドイツのバッケンエアー・フェスでロニーのホログラムバンドとして最初の公演を行った時はどんな感触だった?


S: あの時はほんと大変だったのを覚えているよ。



Keyのスコット・ウォーレンと僕はそれぞれ台座のような位置でプレイしてね。まるで高層ビルの屋上にいるかのような気分だったな。


で、ロニーのホログラムはその下で動いている、みたいな感じさ。


僕ら全員が上手くやるためにまだまだ学んでいる途中だったから、ほんと忙しない一日だったよ。



セッティングするための時間もそれほど多くなかったし、とにかくタイトなスケジュールでね。


最終的には楽しめた一日にはなったけども。


続く...


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