Mr. Big, The Winery Dogs を始め、名だたるバンドで活動してきたスーパーベーシスト、ビリー・シーン。
そんな彼が他のバカテクプレイヤー達と組み、現在世界的に評価を得ているバンドがSons Of Apollo(以下SOA)です。
今回はロック系ポッドキャスト、ミッチ・ラフォンによる最新インタビューがなかなか面白かったので、要訳をご紹介していきたいと思います。
I: インタビュアー
B: ビリー
Sons Of Apolloの始動
I: あなたはこれまでにもたくさんのバンドに在籍してきたけど、SOAというまた新たなバンドを手にしたわけだよね。これって素晴らしいことだと思わない?
B: 全くその通りだ。このバンドに関する一連の流れは本当にすごいの一言に尽きる。
たくさんの人がショーを見に来てくれて、僕らに良くしてくれてることに感謝の気持ちでいっぱいだよ。
I: あなたのキャリアについて触れさせて欲しいんだけど、あなたはこれを30~40年もやって来たわけだよね?
B: んー、もう50年かな(笑)
I: 50年か!これだけ長く素晴らしいキャリアがありながら、なぜまだ新しいバンドを組もうとなんて思えるの?
例えば、リンゴ・スター&オールスターバンドみたいな、あなたならもう少しレジェンド的な位置に行ってペースを落とすことだってできるでしょうに。
B: 僕はプレイするのがとにかく好きなのさ、ステージに立って人前でプレイするのがね。
Winery Dogsで活動中にマイク(・ポートノイ)がこのプロジェクトの話をしてきてね。僕は「もちろんやるさ!」と答えたんだ。
あと、このバンドの前身ともいえる”PSMS” (ポートノイ / シュリニアン / マカパイン / シーン)というプロジェクトもあった。
そこに彼らがバンブルフット(ロン・サール)を連れてきた、と。彼はすごく感情をこめて歌うことも出来るのが良いよね。
フルタイムのバンドとして
1:20 ~
I: SOAのファーストアルバムが出た時、Mr. BigやWinery Dogsが休んでいて、かつ他のメンバーにもスケジュール的余裕があるときのサイドプロジェクトかと思ったけど、しっかりとバンドになっているよね。
B: 僕らは最初から、これをサイドプロジェクトにしようとなんて思ってなかったさ。ちゃんと定期的に活動するバンドにしたかったんだ。
今のロックシーンじゃ、一部のスタジアム級のバンドを除いて…いや、そういうバンドのメンバーでさえ、複数のプロジェクトをやっているだろ?
ZZ TOPのビリー・ギボンズだって…彼なんてそうする必要なんかないのにさ。
でもミュージシャンとは、そうやって自らのコンフォートゾーンから抜け出て、少し違う体験をして成長していくものなんだよ。
表現力が増したりだとか、何年も続けてきたバンドでは普通出くわさないような難題に直面したりね。
これこそ、僕が楽しんでいるものなんだ。このバンドでの演奏に関しては、僕にとって普通ではないことがたくさんある。新たな修行なんだよ。
こういうことを経てからいつものスタイルやバンドに戻ると、また違ったものが見えてくるものなんだ。
続く…/
「何年も続けてきたバンドでは出くわさないような難題」とビリーは言っていましたが、まずその基準がMr.BigとWinery Dogsですからね!?(笑)
一般人からするとその基準自体がとんでもない難題な訳ですが…(汗)
では、次回に続きます!
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