Goo Goo Dolls #2 / 弦を買いに行くのが面倒で…


過去の名曲の裏側にあるストーリーをディープなインタビューで明らかにしていくYouTubeチャンネル・Professor of Rock


そこで先日公開されたのが、1998年の大ヒット映画 "City of Angeles" の主題歌を歌ったGoo Goo Dolls のVo、ジョン・レズニックのインタビュー。



空前のヒットとなった名曲、"Iris"制作の裏側が語られています。


I: インタビュアー

J: ジョン・レズニック


*要訳なので、抜粋・省略等含みます。



逃げ込んだLAのホテル


(プライベート&バンド両方でのゴタゴタから距離を置くために逃げ込んだLAのホテルで)


2:45 ~


J: 当時のマネージャー、パットが連絡してきて、「今ワーナー・ブラザースのダニーという男が映画のサントラに取り組んでるんだ」と教えられた。



で、彼を紹介されて、映画も見て良かったから、「よし、じゃあホテルに戻ってちょっと作ってみるよ」と。


その時オレが持ってきていたギターは弦が2本切れていたんだけど、新しいのを買いに行く気になれなくて、4本の弦で作曲したんだ。



すごい時代だったな、レコード会社のエグゼクティブの部屋に4本しか弦がないギターを持ち込んで、「じゃ、聴いてください」とデモを聴かせたんだから(笑)


向こうも向こうで「素晴らしい曲だ!これで行こう!」だったしさ。



「感覚」から生まれた曲


3:30 ~


I: この曲は3拍子だけど、これを用いた名曲も多いよね。ビリー・ジョエルの"Piano Man" とか。



J: 実は(最初は)それに気が付かなかったんだ。考えてもいなかったよ。


正直、オレは音楽を「専門的に学ばなかった」ということに対して感謝しているんだ。



コンサートで一緒にプレイするバックバンドの連中なんて、オレからしたら「モンスター・ミュージシャン」だよ。何だって出来るような人達だ。


昔は、そんな彼らの前でギターを弾くのがすごく居心地が悪かったんだ。彼らに比べたら僕のプレイなんて酷いもんさ。



それに慣れるまでには結構時間がかかったけど、結局は、僕は自分がやるべきことをやり、彼らは彼らでそうする。


これで上手く行くんだよ。


続く…



「新しいギター弦を買いに行くのが面倒だったから、残りの4本で作っちゃいました…てへっ」からスタートしたこの曲が、こんな空前の大ヒットになるんですもんね…(笑)


ほんとスゴイ…


次回に続きます!


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