エリック・ドーヴァー (Ex- Snakepit /Jellyfish) Snakepit時代 / 現バンドについて


今回のインタビュー訳は、Slash’s Snakepit / Jellyfish 等で活躍し、それ以降も様々なプロジェクトで歌っているボーカリスト、エリック・ドーヴァー!


Snakepit の1stアルバムは、特にコアなファンから人気・評価が高いですよね。


インタビュアーは以前も一度紹介したことがあるチャックさん。



このブログの企画を通じて様々なインタビューを視聴してきましたが、この方、本当にインタビュー上手いです!


E: エリック

C: チャック


The Lickerish Quartet


1:25


C: 最近どうしてるかな?と思ってこのインタビューを設けてもらったんだけど、今はリコラシュ・カルテットというバンドをやってるみたいだね?


ちょっと聴いてみたけど、すごく良かったよ!


(↓意外なほど良質なpop rockです!)


E: ありがとう、そう言ってもらえると嬉しいよ。


多分、あと一か月ほどで新しいEPが発売になるんだ。


C: へぇ、そうなんだ。それが出たらライブも?


E: いいや、今のところライブの予定はない。


もしかすると、小さなクラブでやったりするかもしれないけど、基本的にその予定はないよ。


(↓UK rock の香り漂いまくり!)


C: それはなぜ?


E: ほら、今は特に(コロナのせいで)状況がコロコロ変わるだろ?


もちろん、将来的にはこのバンドでライブを出来ればと思うけれど、世界の情勢がどのように正常化に向かうかもう少し見なきゃいけないし、どのように鎮静化するのか誰にも分らないよね。


C: ということは、ある程度コロナが落ち着いたらライブの可能性もある、ということですね?


E: あぁ、ちゃんと望ましい形で出来るようになればやりたいね。


(↓16秒、くいだおれ〇郎が!?笑)


Slash’s Snakepit


2:58



C: 僕はキミのライブをまだ見たことがないから、是非このバンドで見てみたいよ。


キミがSlash’s Snakepit で活動していた頃、ツアーで僕の住んでいたシアトルに来たんだけど、僕はまだ21歳になっていなかったからチケットを買えなかったんだ。


でも、壁越しにリハーサルの音を聴くことが出来て、あの時は確か “Rock N Roll Hoochie Koo” のカバーをやっていたと思う。


アレは最高だったよ!



E: あぁー、当時いくつかカバー曲をやってて、僕らは面白い選曲をしてたよ。


確か、The Whoの ”Tommy” 収録の”Acid Queen”とか…


C: なんと!今日の僕のTシャツ見てよ、The Who なんだ!


E: おぉ、ほんとだね!(笑)


あとは、Steppenwolf の ”Magic Carpet Ride” もやってたと思うんだ。



C: きっとやってたと思う、ネット上のセットリストで見たよ。


(*スラッシュは昔からこの曲好きなんですよね)


E: あと、僕とスラッシュだけでアコースティックツアー(多分、プロモ活動でしょうね)をやった時は、Stones の曲もよくプレイしてたよ。


僕ら二人ともファンだからね。


(*ちなみに、このインタビューはチャーリーが亡くなる以前に収録されたものです/ RIP)



C: スラッシュのバンドで歌うなんて、シンガーなら皆やりたい仕事だったと思うけど、オーディションの過程で何人の中から選ばれたか知ってる?


E: いいや、選ばれた時にはそんなこと考えもしなかったよ(笑)ただ最善を尽くしただけさ。


本質的には、幸運にも物事がとんとん拍子に進んで、「いるべき場所にいるべきタイミングでいた」ということだよ。


(↓来日プロモ・めちゃくちゃ良い声!)


共作者イジー・ストラドリン?


4:40


C: “Beggars and hangers on” でキミが書いた歌詞は曲にピッタリだったと思うよ。



キミは作曲面でも14曲中10曲に関わっていたようだけど(正確には11曲)、今日調べていて「間違いじゃない?」と思うクレジットを見つけたんだ。


“Soma City Ward” という曲がアルバム(”It’s Five o’clock Somewhere”)に収録されていて、イジー・ストラドリンの名前が共作者に入っているんだけど、まさか一緒に膝を突き合わせて作った訳じゃないよね?


彼が作った曲の断片を使ったとか、そういうこと?


(↓めちゃくちゃカッコいいです)


E: んー、そうだね、何らかの形でイジーが携わったんだと思う。


僕があのレコーディングに参加する段階で、楽曲自体は既に形になっていてカッコよく聴こえたよ。


後はシンガーが来て歌待ち、みたいな状態だった。


C: あのアルバムでスラッシュはよりブルージーなプレイをし、それに対してキミはもう少しモダンな要素を加えていて、あのコンビネーションは好きだったな。



もう少し高い評価を得るべき作品だと思うんだけど、それでもキミはあの頃の活動についてたくさん素晴らしい想い出がありそうだね。



ライブ規模の好み


5:40


C: あのアルバムでは世界中をツアーして周ったみたいだし、イギリスのドニントンでは、メタリカがヘッドライナーの大規模なステージ(Monsters of Rock ’95) にも立ったよね?


そういう大きなアリーナ規模でのショーと、クラブサイズでのショー、どちらが好き?



E: 僕はどんなサイズのショーでも好きだし、規模によって萎縮したりすることはないよ。


オーディエンスが15万人であろうと、そこに出て行って全力でパフォーマンスするだけさ。


確かに、あのドニントンは素晴らしかった。当然、自分が経験した中で最も人数が多いショーだったしね。


でも、クラブにはクラブの良さがあるし、状況によるよね。


(↓ギルビーがESPのギターを使用!)


どちらにせよ音楽をプレイするわけだし、誰かのためにステージで演奏するチャンスがあれば、それだけで素晴らしい一日だろ?


終/