元Guns N' Roses / SIXX A.Mのメンバー、そして長年デザイン関係の会社も経営している、DJ アシュバ。
彼の音楽キャリアよりも、仕事への取り組み方・人生感などにフォーカスしたロングインタビュー訳、Pt.2!
今回の箇所では、「失敗の捉え方」「ビジネスでの成功を考えた原体験」「経済的自由」などについて、非常に興味深いことが語られていました。
I: インタビュアー
DJ: DJ アシュバ
最善の勉強は「失敗」すること
6:45
I: 私はこれは世界共通だと思っているのですが、若いうちは自分が生まれ育った故郷を離れて、それまでとは全く違う経験を積む方が良いと思うんです。
DJ: 全く同感だね。
I: 故郷にはいつでも戻って来れますもんね。
DJ: ある人達がいつも行動を起こさずに、望み通りに行かない人生について不満を述べている一方、一か八かどんどんと行動して成功する人達もいる。
人生において「一か八かやってみる」というのは、そりゃ怖いものさ。多くの人々は失敗を恐れてしまうしね。
でも、オレは失敗を恐れたことはない。
なぜなら、(皆が言う)「失敗」とは、オレにとっては「何かやるべきことに挑戦した時に必ず起こるもの」だからさ。
物事において「同じ過ちを繰り返さない」ためには、まず「過ちを犯してみないと」わからないだろ?
だから、オレにとって人生における最善の勉強とは、「失敗してみること」なんだ。
それの積み重ねが今日のオレを形成していると思うし、オレはそれを肯定的に受け入れているよ。
失敗無くして成功などありえないんだから。
そして、石橋を叩いてばかりせずに思い切ってやってみること。時にそれはすごく難しいことではあるけれど、でもその価値はあるって。
誰もが例外なく同じ
8:12
I: 最近、私はある男性にインタビューしたんですが、彼も同様のことを話してくれました。
人生における「高み」というのは、「低い地点」があるからこそ生まれてくる、と。
もちろん、どん底にいるのは痛みを伴いますし、誰もそこに自ら望んで行きたいわけでもありません。
しかし、もしあなたが何か「世間の普通」から外れた個性的なことをやろうと思うならば…もちろん、「普通の人生を歩む」ことは全く悪いことではありませんが、ただ、何か大きなことをやるつもりであれば…
DJ: わかるよ。
それと、僕らの「人生における普通」とは、「アップダウンを繰り返すこと」だと思うんだ。
多くの人は、マセラッティやフェラーリに乗っている人を見て、「あの人の人生はバラ色なんだろうな」と想像する。
でも実際は、そんな人たちの人生もこうやって上がったり下がったりしてるんだよ。誰の人生であっても、ずっと高止まりしているなんてことはあり得ないんだ。
だから、人生という名のローラーコースターに乗りながら、そういった悲喜こもごもやアップダウンを肯定的に受け入れなきゃ。
もしキミが人生の下り坂にある時でも、それが自分でわかっていてポジティブでい続けさえすれば、次は必ず上るだけなんだからね。
経済的自由とは?
9:20
I: 先ほど、あなたは「独立心」について話してくれましたが、シドニー・ウェルトマーという博士が書いた「独立心:ビジネスにおける成功のカギ」という本の内容に合致すると思ったんです。
私もいつもチームワークの重要性について話しているのですが、強烈な信念を持つリーダーがいないプロジェクトというのは、どれほど致命的かと…。
DJ: あぁ、そうだね。
オレは若い頃からそういったことに興味があったし、どうやってそういった見方をするようになったかは覚えてないけどさ、家族・親戚で上手くビジネスをやっていた人達をオレはいつも尊敬していたし、それと同時に経済的にそういったレベルにない人達のことも観察したんだ。
「上手くやってるオレの親戚たちは、他の人達と何が違うんだろう?」ってね。
そうやって、若い頃に自分なりに成功へのカギを見出したんだよ、学問的ではないレベルでね。
オレはずっとそれに従って生きてきたし、それが正しいと証明されてるとも思う。
社会では、高校で良い成績を修めて、良い大学に入って、9時から5時の良い仕事に就いて…という具合に、子供たちを「仕事を得るために」トレーニングしてるんだ。
でも、(皆がイメージするような大きな)「経済的な自由」というのは、「9時-5時」の仕事からはやって来ないんだ。
ハーバード大学では…あ、オレ自身は通ったことないけど、あそこに通ってた友人がいてね、彼の話では、ハーバードは全く逆のことを教えるらしい。
つまり、「どうやってビジネスや雇用を生み出すか」さ。
(*つまり、9時‐5時で働くことを望む人を雇う側に立つ方法)
ガールフレンドの両親を見て…
11:14
DJ: オレがさっき話した女の子と付き合っていた頃、よく彼女の家にお邪魔してご両親の様子を見る機会が多かったんだけど、二人とも9時~5時で働いて、家に帰ってくると別々の部屋で過ごして会話もほとんどない。
まるで常に家賃を払うために働いてる感じで、全然幸せそうに見えなかったんだ。
その時オレは、「人生ってこんなものじゃないだろ?会社を経営しながらスポーツカーに乗ってる連中はあんなに幸せそうなのに?彼らなんて仕事に行くようにすら見えないじゃないか!」って思ったんだ。
「一体どうやってこんな違いが生まれるんだろう?」という疑問から、色々理解し始めたのさ。
続く…
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