BonJovi のギタリスト、フィルXのインタビュー訳Pt.2!
今回のテーマは「エディ・ヴァン・ヘイレンから受けた影響」「カナダ人のイメージ」「キーファー・サザーランド」です。
(↓冒頭、面白いことやってます!)
学んだのは工夫する姿勢
9:45
V: 僕もギターを弾くし、僕もエディのプレイには影響を受けたけど、キミの場合はエディからどんな影響を受けてそれをどんな風に自分のものにしていったの?
P: オレは十代の頃にエディの存在は知っていたけれど、彼のモノマネのようなプレイヤーにはなりたくなかった。
オレが彼から学んだものは、彼の創意工夫の魂さ。「オレはオレのフレーズを生み出さなきゃいけない!」って思ったよ。
オレはもうタッピングもやらないし、以前はアームもよく使っていたけれど、ある時から使うのをやめて、アーム無しで色んなプレイ・サウンドを試みるようになった。
その昔、(自身のバンド)The DrillsがCat Clubでプレイした時、客の誰かが ”Eruption” をリクエストしてきたからその場でプレイしたんだけど、オレはあの曲のあのサウンドをアームを使うことなく、チューニングペグでもって再現したんだ。
(↓すんごいです…笑)
V: それはスゴイな!
P: 演奏後、その客がオレの所に来て「エディはあれをアームでやったとばかり思ってたよ!」って言うんだ。
つまり、それだけ似てたってことだろうね。
カナダ人のイメージ
13:30
V: オレ達(ホストの)2人は色んな人と話す機会があるけど、オレ達が好きになるのはいつも決まってカナダ人なんだ。
(*「日本人=生真面目」のイメージのように、カナダ人は穏やかで良い人とよく評される。隣国のアメリカ人は、時々それを自虐的にネタとして使う・笑)
P: オレの(柔らかい)物腰もあるのかもしれないけれど、人と話してる時にオレがカナダ人だとわかると、連中は急に「そうだと思ったよ、キミはすごく良い人だもの!」だってさ(笑)
2人:笑
P: 言っておくぞ、カナダにだってク〇野郎みたいな連中はいるからな!(笑)
V: だよな、僕も何人か知ってる(笑)
M: 僕はデトロイト出身で、カナダとの国境から15分の所に住んでるけど、国境を越えただけでほんと色々違うんだよ。
P: だよなぁ。
キーファー・サザーランド
14:10
そういえば、2013年のBonJovi のライブで、オレは俳優のキーファー・サザーランドに出会ったんだけど、その時初めて彼がカナダ人だと知ったんだ。
話し始めた時はすごくナイスガイで、リッチーがいないBonJovi って一体どんなもんだろう…って思ってたけど、キミはすごく良い仕事をしてるよ!
あの使ってたレスポールってさ…みたいな感じで会話が進んでたのに、急に彼はオレの身長を測り始めて、「ケンカしたいか?」って訊いてきた。
V: は???(笑)
P: オレも「え??」と思って戸惑っていると、「いや、キミ身体大きいからケンカ好きかと思ってさ」って言うんだ。
オレは話題を変えようと思って、「そういえば、カナダ出身なんだってね?」とか言っても、「キミがもしハミルトン出身なら今すぐケンカするのになぁ…」って具合さ。
V: なんだよ、それ(笑)
P: オレはあなたと殴り合う気はないですよ、って(笑)
その後だよ、今までバックステージで経験した中で最も意味不明な出来事が起きたのは。
彼はオレののどぼとけを指でパチンとはじいたんだ…
V: おいおい、マジかよ!
P: オレはその状況を自分なりに分析して、「彼はオレとのリーチを測ってるのか?それともオレの反射神経を試してるのか?」と考えたさ。
で、オレが「今、オレののどぼとけをはじいたのか?」と訊くと、彼は急に「おぉー、悪い悪い、オレちょっと酒が入ってるもんだからさ」って…。
この出来事を知ったジョンが、移動の飛行機の中で「フィル、キーファーを殺さないでくれてありがとう。オレと彼は20年来の友人なんだ」って(笑)
2人:爆笑
V: 世界は狭いものでさ、僕は昔LAに住んでた女性と付き合ってたんだけど、当時彼女の姉妹がキーファーと付き合ってたんだ。
あの頃のキーファーはいつも酔っぱらっていたから、僕にもそういう彼とのあまり楽しくない思い出があるよ。
続く…
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