再投稿か、蔵出しされたとみられる、2017年のニッキー・シックスのインタビューの訳、Pt.3!
2017年というと、モトリー解散から約2年が経過した頃。
今回訳した個所では、バンド解散前のゴタゴタした内部が伺える話が語られていました!
インタビュアーは、コメディアンや俳優としての活動もされているディーン・デルレイさんです。
D: ディーン
N: ニッキー
「さよなら」もなく解散
33:25
D: 2015年の解散時、”Good bye!” と言葉を交わすこともなく、キミ達は(最終公演が行われた)Staples Center を後にしたとメンバーの誰かが言っていた気がするけど、それって本当なの?
N: あぁ、そうだったね。
D: (取材時2017年)今でも連中とはやり取りがない状態?
N: ヴィンスとは時々メールや電話でやり取りしてるよ。ヤツもオレと一緒でメール魔だからな。
トミーとミックにも何度か連絡しようとしたことがあったけど、返事はなかったよ。
オレが彼らに連絡を取ろうと思ったのは、何もバンドを復活させようと思ってじゃない。オレ達は最初、バンドとして一つだったのに、終わり方が良くなかったからだ。
ミックのギターが欲しい!!
34:05
あと、ミックに関しては、ちゃんと連絡する目的があった。
これ、クレイジーに聞こえるかもしれないけど、オレはモトリーをずっとやってきて、いつもミックのギターが欲しかったんだ。
白のストラトキャスターで、ハムバッカーが載っているやつさ。オレはあのギターのサウンドからルックスまで全てが好きでね。
オレはことあるごとに「ミック、それ売ってくれないか?」ってお願いしてきたんだけど、彼は「そりゃあ無理だよ、一本しかないんだから」と。
最初にそう断られてしばらく経った頃、彼が全く同じ仕様のもう一本を使ってるのにオレは気が付いたんだ。
「おぉ、二本あるじゃないか!一本買わせてくれよ?」と言うと、「いやぁ、この二本しかないから」と…。
で、ある時わかったんだ、ミックはあのギターをフェンダーのカスタムショップで制作してもらっていることがね。
そこでミックに「彼らの連絡先教えてくれるか?オレも同じ一本を作ってもらうよ」と言うと、「いやぁ、彼らはそういうオーダーには対応してないから」と言って教えてくれなかった。
もはや命の恩人!!
34:50
オレは自分のバンドのギタリストに、250万円払ってまで彼が使ってるギターを買わせてくれってお願いしてたのに、バンドが終わりに向かってた頃はこんなギクシャクした調子だったんだ。
オレの太ももにはミックの顔を模したタトゥーが彫ってあって、ヤツが病気で死にかけてた時にはオレが家から担ぎ出してやったり、スプーンで食事を与えてあげたんだぜ。
アイツを何とか生かすために、病院での診察にもオレが毎日連れて行った。あの段階では、ミックが一体どういう病気なのか、オレ達には全くわからなかったからな。
オレにとってミックは、世界一お気に入りのギタリストなんだ。
ところが、こういう大きなバンドになると、たくさんの外部の人間がかかわるようになり、色んな連中やよくわからない弁護士が同じバンドのメンバーに違うことを吹き込み、訴訟が起きたりさ。
ギター話の結末
35:40
で、そのギターの話だけど、結局ミックからは手に入れられなくて、イラつきながら友達の一人にその話をしたんだ。
すると彼は、「オレ、このギターのビルダー知ってると思う。もし彼なら、レプリカを作ってくれるかもしれない」って言われてね。
こうしてオレはそのミック・マーズ・ストラトのレプリカを手にすることが出来て、嬉しくて写真を撮ってSNSに投稿したんだ。
すると、何も知らないファンが「何だよ、完全にミック・マーズ仕様のギターじゃないか!ミックにプレゼントしてやるべきだ!」なんてコメントが届いてさ…
D: 笑
N: 違うっての!!ミックがオレに売ってくれなかったから自分でオーダーして作ってもらったのに!
ミックの持ってる本物となら喜んでこのレプリカを交換するさ!(笑)
D: そりゃそうだよな!(笑)
続く…かも
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