BAND-MAID に寄せられるリアクション動画を訳と共にご紹介しているシリーズ、久々の登場となりました。
レコード会社移籍やニューシングル&アルバム発売決定と、現在は嵐の前の静けさ?のような状態。
最近は公式から新たな動画公開もなく、過去にご紹介したのと似たようなリアクションがかなり多かったため、少し間を置かせて頂きました。
前半
前回BAND-MAID にリアクトしてから一か月ぐらい経っちゃったけど、他にもチェックしたいバンドがたくさんあったから、同じバンドに戻ってくるのにちょっと時間がかかったんだ。
聞くところによると、彼女達は(メタルというよりは)幅広い音楽性を持っているロックバンドであり、個々に素晴らしいミュージシャンのようだね。
今回見ていくのは、2年半前にアップされた "Dice" という曲だ。
*この方、ドラマーなんでしょうね、割とマジっぽいエアドラムを叩きながらリアクトしていきます・笑
3:40
一度止めさせてもらうよ。これは面白い曲だね!
Aメロの中だけでもいくつかのセクションにわけられるようなこの構成、良いね!
もっと一般的な繰り返しを予想していたんだけど、曲が進むにつれて、どんどんその複雑さが増していった感じがするよ。
最初はドラムがグイグイ引っ張る感じのグルーヴで始まり、ギターが入って来て…
Aメロも跳ねるドラムを中心に曲が進み、またそれが繰り返されると思ったらギターがちょっと変わったリズムを刻み始めたりして…
基本のコード進行なんかは同じなんだろうけど、そこに異なるアプローチで複雑さを積み上げていってるように聴こえたよ。
でも、その複雑さの先にあるのはすごくキャッチーなサビなんだよな。そこに向けてエンジンフル回転で走ってる感じがしたね。
4分の曲の中にたくさんの創意工夫を詰め込んでいて、この構成は素晴らしいよ。
イントロでいきなり聴こえてくるあのドラム!このドラマーめちゃくちゃ良いと思う。
続けて入ってくるベースも最高のトーンで、どういうわけか、ああいうクールなベースの低音域はオレの耳にしっくりくるんだ。身体全体で感じるとでもいうのかな。
彼女達の中でどのパートが好きか、選べないよ!それぞれのメンバーが曲に対して大きな役割を果たしているからね。
後半
8:20 (全て聴き終わって)
この曲に関して言うと、ここアメリカのラジオのロックチャートでNo.1 になれると思うし、なぜこの曲がラジオでオンエアされていないのか分からない。
近年のストリーミングやYouTubeに比べたら、ラジオなんて恐竜みたいな存在に聴こえるかもしれないけれど、ラジオで流れていれば、(熱心なロックファンだけでなく)より一般的なリスナー層にも届くんだ。
例えばここロサンゼルスなら、KROQ(LAの有名なロックラジオ局)あたりがプレイすべきなのに、そうなっていないのは残念だよ。
今回のリアクションをするにあたってこの曲のライブ動画を探してみたんだけど、ふさわしいクオリティの動画を見つけられず、公式のものを使ったんだ。
でも、そのおかげで彼女達がNYや東海岸でライブをやったことがあることに気が付いた。
ここLAや西海岸でやったことがあるかはわからないけど、もし彼女達が次に来ることがあれば、オレは間違いなく真っ先にチケットを買うよ!
(*多くの皆さんはご存じだと思いますが、LAでも既にやってます)
そうそう、この"Dice"というタイトル、これは彼女達が意図したかはわからないけど、このアレンジや展開の複雑さこそ、まるでサイコロを振って出た目に合わせてアプローチを変えた、みたいに感じたよ。
聴きながらこのタイトルがどういう意味なのかを考えたんだけど、ちょっとそんな風に思ったんだよね。
実際の歌詞を理解しようとすれば、日本語を勉強しなくちゃいけないのかもしれないけど。
サビでの盛り上げ方を見ても、あちこちにパンチがあってエネルギーに溢れている。傾向としてはポップな方によりがちなんだけど、でもそれで良いと思う。
キャッチーであるほどリスナーの頭にスッと入ってきて、耳にも残りやすい。
そういう意味でも、彼女達はアメリカのラジオ文化に適していると思うし、もっとメディアで取り上げられるべきだと思うね。
終/
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