元ハノイロックス、現在はソロバンドを率いて、相変わらずハイエナジーなロックンロールをコンスタントに届けてくれているマイケル・モンロー。
今回は、8/22 にフィンランドで行われたライブ前のインタビュー訳をお届けします。
M: マイケル・モンロー
S: サミ・ヤッファ
I: インタビュアー
Guns N' Roses のオープニング
I: 今年の夏、ここまではいかがですか?
S: 面白い夏だね。オレにとってはこれまでで最高の夏の一つだよ。
M: 色んな意味で、良いことがたくさん起きているよ。こんなきつい世界的な状況においても、希望の光はあるものさ。
文句はないよ。
I: でも、コロナ渦は深刻な影響を与えていますよね。
M: ああ、オレ達に関して言うと、35公演が吹き飛んだ。
ロンドン・ミュンヘンやポルトガルなんかでは、Guns N’ Roses のオープニングを務めるはずだったし、Sweden Rock でも彼らと同じ日に出演することになっていた。
一年ほど前に素晴らしいマネージメントと新たに契約し、レコード契約も Silver Lining Record と契約して、現時点での最新作 “One Man Gang” もそこから出た。
こんな感じでせっかく事が良い感じに動いてきたところにこれだ…(コロナのこと)
世界のリーダー達が賢い決断を下すよう願うよ。オレ達は団結して、これを倒さなきゃいけないんだから。
でも、世界はもう以前と全く同じには戻らないだろうな。
夫婦漫才??
3:35
M: とにかく、状況に打ち勝ち、適応し、即興性でもって対応していくしかない。
(オレ達のバンドメンバーは世界中に散らばってるから)他のメンバーはこっちに来てプレイできないんだ。
2人のギタリストは、それぞれNYとトロントに住んでるし、ドラマーはスウェーデンのストックホルムだ。
でも、ラッキーなことにオレ達2人はここフィンランドにいるし、誰か一緒にショーをやれる連中を探したかった。
そんな中で唯一、オレ達に心当たりがあったのが、コステロだった。
M: 彼はお前より2歳だけ若いんだっけ?
S: 違うよ、彼はオレより2週間若いだけだ。
M: まぁ、いいや、2日だ、2日!彼が9月11日生まれで、お前は9月9日生まれだろ?
S: オレは9月4日だ!!
M: あ、そうだっけ?オレ、さっきそう言ったよな?
(何なんでしょう、この不毛なやり取りは…笑。でも、さすが阿吽の呼吸!)
M: まぁ、とにかく、コステロはオレ達と同じような精神とユーモアのセンスの持ち主で、プレイヤーとしてももちろん素晴らしいんだ。
オレ達はコステロとジャムをする中で、「おおっ、これは!!」と思うような瞬間があったんだ。
ここ最近のショーでは、ステージ上でたくさんアドリブをやったり、普段やらないような曲もやっている。
オレがアコギを弾き、サミがエレキベース、コステロがエレキギターをプレイするんだけど、ラッキーなことに、オレ達の楽曲はアコースティックアレンジでも通用する。
そのスタイルでジャムしている最中に、マジックのような瞬間が何度かあってね、彼は突如、ジミ・ヘンドリックスのような高みに達してしまうんだ。
本物の感情がそこにあるんだよ。
( ↑"Last Train To Tokyo" までアコースティックに!)
ストリーミング・ライブ
7:55
I: 最近では多くのバンドがストリーミングライブをやっていますが、あなた方はあれをどのように思っていますか?
やはりオーディエンスが目の前にいないのは変な感じがします?
M: ライブってのは、オーディエンスとのエネルギーのキャッチボールに尽きるから、そこには大きな違いが生まれるよ。
曲が終わる度に静寂が訪れるから、最初にやった時にはちょっと面白かったな。
確かに変な感じではあるけれど、オレ達は仲が良いから、どちらにせよステージでは話したり笑ったりするのさ。
次にやったのは45 Special というクラブで、その場にいたのは10人以下のスタッフ。
そのうちの一人は、ネットでのリアクションをリアルタイムでチェックしてくれたんだ。
このショーは世界配信されたんだけど、アメリカではすべての州で視聴されたんだよ、アラスカ州を除いてね。
フィンランドで午後7時ってのは、日本だと深夜1時、アメリカ西海岸では朝9時。
(決して理想的な時間ではないけど)世界中で皆が視聴してくれた。
この時、オレ達は曲と曲の間に色んな話をしたんだけど、観てくれた連中からはポジティブなリアクションがあったよ。
あと、その場にいたスタッフ達が曲の終わりに拍手をしてくれたんだけど、それだけでもオレ達にとっては全然違うんだ。
(*2月のライブの動画。陽気なおしゃべりおじさんが、2:15~突如ロックスターに変身する瞬間です・笑)
終/
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