BAND-MAIDのリアクション動画紹介、前回に引き続きオーストラリアのボーカル・コーチJulia Nilon さんによるFreedomへのリアクション!
Julia さんは職業柄もあり、前半では主に彩ちゃん&小鳩のボーカルを分析されていました。
サビ②
6:35 / サビ②前半
Saiki はこのC5 の音域のサビがすごく歌いやすそう。この曲は熱量がすごいわ。
6:43 / サビ②後半
↑の1行目よりパンチは控えめかもしれないけど、C5の音域でよりバランスが取れてる。
*このサビの部分、すごく楽しそうに聴かれてます・笑
6:47 / サビ②締め
「reset」 ⇒「出来ない」あたりは、大きめの音のジャンプ。
Dr / Gt ソロ
7:03-8:03 / Dr ソロ
*めちゃくちゃ嬉しそうに楽しまれてますので、是非ご覧ください(笑)
(拍手からの)彼女達良いわね!
ここまでの楽曲面の要素はすごくシンプルよね、使ってるコードとか。
超難解なフレーズとかは特に出てこないんだけど、彼女達は自分達のやりたいことを相当上手く形に出来てるわ。
バンド内でリズムが乱れることも全くないし、バンドのプレイがすごく整ってるのよね。
それでいて、明らかに彼女達自身も楽しんでるでしょ?
ここの箇所で非常に上手く形成されていた音楽的なアイデアというと、Drソロ⇒Gtソロへの流れよね。
その連結になっていたのはシンプルなギターリフだったけれど、あれがDrソロから吸い上げたエネルギーを上手く落ち着かせて、次のGtソロで再び爆発させることに繋がってると思う。
あれは素晴らしいやり方よ。
もう一度巻き戻して良いかしら…?良いわよね、私のチャンネルなんだから!
今私が話したDrソロとGtソロの間のリフの所、よく聴いておいてね!あれはすごく効果的だから。
あ、あと、もう一点!
あのドラムの子、私が今まで見た中で一番ハッピーなドラマーね!「太陽の光」みたいな感じ!
9:32 / 巻き戻し
*そのリフの所で "Yeeeeessssssss" とニコ生風に…笑
サビ③~ラスト
10:05 / サビ’
ボーカルは同じで、バックの演奏だけを抑えるのは素晴らしいアレンジ。
曲が持つエネルギーを損なうことなく、聴き手に「休憩」を与えるのは賢いやり方ね。特にこういう熱量の高い曲においては。
そして、ラストの盛り上がりへの導線としても完璧。
10:25 / サビ③
実質、このサビは3回目になるけれど、ワクワク感は損なわれていないわ。
11:00 / 終わり
(*最高の笑顔を見せた後で)
私が長年見てきた音楽シーンの中で、一番かわいくてヤバイ子達ね!これはスゴイわ!
ほんとにミスも澱みもないのよ!
ボーカルに関して言うと、一曲の中で色んな歌い方をしていたわけではないわ。
でも、私はこの手の曲に別にそんなことを期待していないし、リードボーカリストはしっかりとバンドのサウンドや曲にフィットするように歌っていたわ。
声の出し方
11:30
リードボーカリストについてだけど、彼女は歌っている時に少しだけ「力み」がある様に聴こえたわ。
彼女は、首の胸鎖乳突筋が浮かび上がっているのがわかるの。
それ自体は別に致命的なことではないんだけれど、(余計な負荷が積み重なると)声帯をすり減らしたり、疲れやすくしてしまうこともある。
このバンドの雰囲気からして、彼女達はそれなりの期間活動していると思うから、今後彼女やコーチが一緒にその余計な力みを和らげる方法を見つけ出してくれれば、と願うわ。
でもこれは結局、いつも「ボーカルスタイル vs. 歌声の寿命」という話に至ってしまうの。
この2つの観点はすごく微妙なバランスで成立していて、スタイルとしてカッコよく・激しく聴こえる歌い方というのは、大体長年持続させられるようなものではないの。
それぞれの声の出し方には、それぞれの「有効な寿命」があるのよ。
その寿命を過ぎてもなお同じような出し方をしようとすると、すぐに喉が疲れてしまったり、発声の効率がさらに低下してしまう。
「パフォーマーでいる」ということは、「自分でそこのバランスを取る」というのと同じ意味なの。
彼女のボーカルスタイルに関して言うと、バンドのサウンドともバッチリ合っているし、彼女の声も人を惹きつける魅力があると思う。声にエネルギーが溢れているしね。
でも、ボーカリストの彼女だけじゃなくて、バンド全体の息の合ったプレイにもテンションが上がったわ。
(*12:45~実際に3回のサビの導入部をリプレイして比較。3回目では「あ~、最高!」という表情・笑)
ドラマーの彼女、毎回サビ前のアプローチが違うのよ!そして、それにサラッとついて行く他のメンバー。
しかも彼女、めちゃくちゃリラックスして叩いてるでしょ!?
ごめんなさい、私興奮しすぎてるわね…。でも、優れたミュージシャンの高い技術を見るのは最高だもの。
終/
「カッコよさと喉のコンディションのバランス」という部分、すごく興味深い視点でした。
もちろん、彩ちゃんは今でも十分喉のトレーニングやケアをされてると思いますが、特にこういうサウンドの中で歌うボーカリストは、海外でも色々と工夫されてるようです。
一日でも長く、彩ちゃんの素晴らしい歌声が聴けますように…
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