この数年は、残念ながら偉大なミュージシャンが次々に亡くなっている印象がありますが、先日、また一人偉大なギタリストが旅立たれました。
その名はピーター・グリーン。
Fleetwood Macの創設者としてよく紹介されますが、特にギターを弾く者の間では、ホワイト・ブルースの重要人物として認知されているかと思います。
HR/HM ファンで彼を直接的に聴いてらっしゃる方は少ないかもしれませんが、彼の影響を受けたバンドや彼のカバーを耳にしたことがある方はかなり多いと思います。
名曲 Oh Well
私にとって、本格的なブルースに足を突っ込むきっかけになったのが、ピーターの代名詞的な曲、"Oh Well" でした。
今聴くと、私にとってこの曲はブルースというよりブルース「ロック」なのですが、自分が好きだったバンドやギタリストがこの曲をプレイしていたことで、ブルースに興味を持って入っていけたのは間違いありません。
ということで、今回はピーター・グリーン追悼の意を込めて、"My Favorite Oh Well" Cover をお届けしたいと思います。
Aerosmith
やはりエアロ経由でこの曲を知ったという方も多いのではないでしょうか?
このカバーは90年代にもやっていたはずですが、最近はまたアレンジを変えていて、さらにカッコよくなっている気がします。
本当は Rock In Rio の映像をご紹介したかったのですが、消されてしまったようで残念です…。
Jimmy Page & The Black Crowes
こちらも当時、エアロと同じくらい影響力があったのではないでしょうか?
この頃のジミーのプレイは好き嫌い分かれそうな気がしますが、後ろを支えるクロウズのプレイはさすがの上手さでした。素晴らしいグルーヴです。
Black Pistol Fire
若いアーティストだってカバーしてます!
こちらはGt/Vo とDr という変則的な二人組バンド、Black Pistol Fire のヴァージョン。
オリジナルに敬意を払いつつも、新たなエネルギーをぶち込んでガレージパンクな雰囲気に!
Voの声も良いので、すごく様になっていると思います。
Haim
このブログでは何度か登場している女性三姉妹のバンド Haim。
現在、新作発売でも話題になっているようですが、当時20代前半だった彼女達がドイツのフェスでぶちかましたパフォーマンス。
リズムのメリハリをより強調したアレンジがめちゃくちゃカッコいいです。
ドラムも上手い!!
Kenny Wayne Shepard
ラストはまさに正統派!
私が最高のストラト使いとしてずっと推しているケニー・ウェイン・シェパードです。
自分でもある程度Voとれるのに専任Voと活動を続け、曲によってボーカルが替わるスタイル。
メインリフでワウを踏んでこそいるものの、オリジナルへのリスペクトを感じるプレイです。
ソロでも派手に弾き倒すのではなく、印象的なフレーズを繰り返して上手く盛り上げてるなぁ、と思います。
いかがでしたでしょうか?
今回は "Oh Well" 一曲に絞って書きましたが、ピーターが残してくれた名演はまだまだありますので、是非色々YouTubeで検索してみてください!
R.I.P Peter Green
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