Guns N' Roses / Velvet Revolver を始め、最近では様々なプレイヤーを迎えてカバー曲をプレイする Kings of Chaosの中心メンバーとしても活動しているドラマー、マット・ソーラム。
彼の最新インタビュー要約Pt.3 です!
今回は「因縁のビリー・アイドル」と「コロナ影響下での生活とビジョン」などです。
P: マット・ピンフィールド
S: マット・ソーラム
Billy Idol のドラマーに
16:45
S: 当時、オレはビリー・アイドルのバンドのオーディションを受けたことがあってね。
面接で彼のマネージャーが(怖い声色で)「キミはこれまでどんなキャリアを?バンドでプレイしたことは?」と訊いてきた。
オレは「えーっと、そんな大したバンドで叩いた経験は無いです。だからここに来たんです」と。(で、当然その選考には落ちた)
それからうん十年経って、今やオレは(プロジェクトやイベントで)何度もビリーとプレイしてる。
ある時、彼に言ったんだ。
「ビリー、ずっとあなたに言いたかったことがあるんだ。1985年、オレはあなたのバンドに入りたくてオーディション受けたのに、あなたのマネージャーがー僕を追い払ったんだぜ」ってね(笑)
S: でも、全てのミュージシャンにとって、この「A地点からB地点にたどり着くプロセス」ってのはタフなもんだよな。
コロナ影響下での生活
20:45
S: 今世界にとって最もきついことの一つは、いつライブが戻ってくるのか?ということだ。
恐らく、この現状(外出禁止・自粛)は我々がこれまで直面してきた中で最もクレイジーな類いのものだろう。
だけど、僕らはここからより良い方向に向かうと信じてる。
オレは今自分がこれだけ恵まれていることにすごく感謝してるんだ。社会を見渡せば、今すごく困窮している人々がたくさんいるだろ?
オレは今、この日々を利用して色んな人達と電話で話しているんだ。
昨日は、以前所属したレコード会社のエグゼクティブ、*クライヴ・デイヴィスと話したんだ。
*エアロスミスやアース・ウィンド&ファイヤー、ブルース・スプリングスティーン等を発掘してきた業界の伝説。
今ならみんな普段より時間に余裕があるだろ?
彼がVelvet Revolverのためにしてくれたサポートなんかを思い出しながら、素晴らしい会話をしたんだ。彼がオレ達と契約してくれたからね。
ビジネスがいつも通り動いてる時なんて、クライブを捕まえることは不可能だろ?(笑)でも、今なら彼の耳を1時間独占できるんだ。
コンサートのエネルギー
22:35
彼とはオンラインコンサートの可能性についても話し合ったよ。
でもきっと、それは通常のコンサートで感じるエネルギーとは異なるだろうね。
よく「何万人もの前でステージに立つのはどういう感じですか?」と聞かれるんだけど、僕はいつもこう答えるんだ。
それを唯一説明できる表現は、「バンド・音楽に対する愛情で包まれた会場中からのすべての視線が、強烈なエネルギーとなってキミの身体に飛び込んでくる」という感じさ。
それ以外に、その凄まじさは表現のしようがない。
そしてステージを降りると、「なんてすごいエネルギーだ!もっとこの素晴らしさを体験したい」と思わされるんだ。
これこそ、音楽が生み出す繋がりであり、そこに言語の違いは関係ない。
続く…
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