Whitesnake 脱退後はThe Dead Daisies の一員として精力的に活動しているギタリスト、ダグ・アルドリッチ。
せっかくグレン・ヒューズを迎えてからの初アルバムが完成し、「さあ、アルバム出してこれからツアー!」というタイミングでのコロナ…。
ファンの皆様も渇望感が高まっていることと思いますが、今回は彼の最新インタビューの要訳をお届けします。
I: インタビュアー
D: ダグ
漏れる可能性があったUnspoken
I: 先日公開されたシングル “Unspoken” について話してくれる?
D: あの曲は約一年前に書かれたんだ。確か、僕らがハリウッドの ”Sunset Sound” で初めて一緒にスタジオ入りした日だったと思う。
あの時いくつか曲のアイデアを試したんだけど、あれはグレンが持ち込んだ一曲で、そこに僕らで手を加えていった。
で、去年の終わりにアルバムに向けて楽曲をまとめていたんだけど、あの曲がアルバムに収録されるかはわからなかったんだ。
強力な曲がたくさん出来上がっていたからね。
でもグレンが、「オレはこの曲の出来を信じてる。シングルになるかは別にして、これはアルバムに収録されなきゃいけない」って。
グレンが書く歌詞・曲は、常に彼の心の奥から湧き出てくるものなんだ。
”Unspoken” はコロナによる危機以前に書かれたんだけれど、人々に希望を与えたり、物事を手放してまた始めよう、といったメッセージが込められている。
それで最初のシングルに選んだんだけど、ファンからは素晴らしい反応をもらってるよ。
D: 多分、コロナが収束するまではこんな感じで、1~2か月ごとに新しい曲をシングルとして発表していく形になりそうだよ。
最終的には、年末辺りにアルバムを出して、来年の頭ぐらいからツアーになるんじゃないかなと思ってる。
バンドの作曲方法は?
I: ”Unspoken” はグレンが持ち込んだってことだけど、The Dead Daisies の通常の作曲方法はどんな感じなの?
D: それは曲次第だね。グレンはボーカリストであり作曲もこなす人だから、やろうと思えば曲を完全な形でバンドに持ち込むことが出来る。
そこに僕が「ここのリフ、こんな風に変えてみたら?」とか提案をしながら、仕上げていくんだ。
でも、だいたい僕らは集まって一緒にプレイして、皆で意見を出し合ってプレイしてみるんだ。そうすると、全員が作曲のプロセスに加われるだろ?
だから、(グレンが持ち込んだ)”Unspoken” でさえ僕らはバンドとして様々な変更点を加えたよ。
アルバム全体で見ると、僕とグレンによるもの、僕とデヴィッド(・ロウリー)によるものが大半だけど、例えばディーン(・カストロノヴォ)は同じ曲でもいくつか異なるパターンで叩けて、それは楽曲の方向性を決めるわけだから、個人的には彼も作曲者の一人に含まれると言えるよ。
続く…
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