トニー・フランクリン #5 / ジョン・サイクスの近況


お届けしてきた今年1月のトニー・フランクリンのインタビュー訳も今回が最終回。


ちなみに今回は、トニーに関するお話ではなく、ブルー・マーダーで活動を共にしたジョン・サイクスの近況についてです。



テーマ割りの関係で短い記事になってしまいましたが、ぜひご覧ください。


i: インタビュアー

T: トニー

C: カーマイン



サイクスの近況は??


20:45 ~


I: ジョン・サイクスと連絡は?


T: ああ、僕は定期的に話してるよ。


I: 昨年(2019年)のNAMM Showでジョンと話した時には、新しいアルバムの話をしてたんだけど?



T: どうやらレーベルとの間に問題があるみたいだね、詳細まではわからないんだけど。


C: いやいや、それは違う。


T: いや、僕はキミよりこの件を知ってるさ。


C: じゃあ、僕はそれ以上の事実を知ったんだ。


T: (爆笑)



ブルー・マーダー復活の可能性


21:17 ~


C: これ(ジョンとレーベルの契約問題)は ”Two sides of the story” なんだよ。(同じ物事を見ても、それぞれの立場での見方があるということ)



去年、僕がサイクスと会った時にも、「ソロアルバムを出してツアーをやる」と話していたから、「それが終わったらブルーマーダーをやろう」と言ったんだ。


それに対して彼もOKと返事をくれたんだけね。結局未だに何も実現せず一年が経ってしまったよ。



I: 誰もがジョン・サイクスに帰ってきて欲しいと思うんだけど?


T: 彼は、変わりゆく音楽ビジネスの在り方を正面から受け止めきれていないように思う。もう昔とは違うんだよ。僕らは何であれ、受け止めなきゃいけない。


C: 彼はいつもクリエイティブな面、制作には夢中になるけど、ビジネスサイドのことは常に人に任せてきたから、きっとそこが彼の問題になっていると思う。



でも、僕たちミュージシャンはみんなそうなんだよ。この音楽業界の変わり様ったら信じられない。


僕に至っては52年も前からこの変化を見てきたんだから。


終/



おまけ:今回は記事が短かったので、「サイクスと言えば本人のプレイよりもこちらが思い浮かんでしまう!」という動画をご紹介。



YouTubeのギター界では超有名人、SATSUMA 3042 さんによるジョン・サイクスあるあるです(笑)


最初に見た時はほんと爆笑しました…




Me and Songs

音楽と人にまつわるストーリー people's stories about music & songs.