Deep Purpleを始め、数々のレジェンド達とのコラボでも知られる "Voice of Rock" ことグレン・ヒューズ。
今年始めカリフォルニアで開催されたNAMM Showで収録されたインタビューの要約をご紹介しております!
今回はそのPt.3!未だ語り継がれる伝説のライブ、California Jam についてのお話です!
I: インタビュアー
G: グレン
*要約ですので、一部前後入れ替えなどを含みます
伝説のカリフォルニア・ジャム
6:45 ~
I: 今思い返してみて “California Jam” はどうだった?
というのも、今やあのフェスでのDeep Purpleの素晴らしい演奏は全てYouTubeにアップされていて、誰もが見ることが出来るわけで。
何が特に記憶に残っている?
G: 信じられないほどの大観衆、35万人があそこにいたんだけど、恐怖は無かった。(*ちなみに、実際の推定は25万人・笑)
リッチー・ブラックモアは時間になっても控室のトレーラーからステージに上がろうとしなかったため、彼は衣装ではなく、無理やり私服でステージに上げられたんだ。
彼はそれが気に食わず、最終的にアンプに火をつけてステージをぶっ壊したわけ。
あの時、オレ達メンバーも何が起ころうとしているのか知らなかったんだ。だから、キミたちが見るのとまさに同じ感覚で、オレ達もリッチーを見てたんだよ。
あれでイアン・ペイスの眼鏡は吹っ飛んだんだからな。
今振り返ると、とてつもないことだった、と思えるけどな(笑)
リッチーが楽屋を出なかった理由
7:40 ~
多分、アメリカの歴史上、唯一「予定よりも一時間早く進行したフェス」だろうな。
本来、オレ達はあの日の18:10か19:10、日没後に出ていくはずだったんだけど、まだ陽が暮れていなかったんだ。
そういったことは既に契約で決められていたんだけど、待たされる客が暴動を起こすのを恐れたプロモーターが、予定よりも早く、日没前にオレ達をステージに上げたのさ。
そうなったらなったでリッチーは面白がっただろうけどな(笑)
*グレンがどこまで覚えていて、どの情報が最も正確かはわかりませんが、一応日本語に訳されている情報の詳しい流れはこちらのページ最下部 Wikipediaの脚注 をどうぞ。
心の持ち方
13:53 ~
I: 今のあなたにとって、日々の平穏をもたらしているものは何だと思う?
G: 「今」に意識を向け、この一瞬一瞬を生きることだ、過去の良いことも悪いことも全てを受け流すために。自らのあらゆる行動をありのままに。
未来を考えずに、今生きているこの瞬間に集中するんだ。
僕はこの数年間メディテーション(瞑想)をやってきて、それはもはや自分の生活の一部なんだ、心を落ち着かせるためのね。
I: あなたの音楽はなぜ時の流れに埋もれることなく語り継がれているんだと思う?
G: 僕は、制作においてもその一瞬一瞬を楽しんできた。僕は50年以上に渡りミュージシャンをやっているけど、ずっとたった1つの理由のためにやっている。
「音楽を作ることが大好きだから」、その一点さ。
金や女性、ドラッグやお酒、そんなことのために音楽をやったことは一度たりともない。僕は心底、自分の思いを形にして歌い、プレイすることを楽しんできた。
その音楽がロックであれ何であれ、キミも僕が様々なプレイヤー達と楽しみながらプレイしているのを感じるだろ?
それこそ僕のアイデンティティの一部だ。
続く…
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