レニー・クラヴィッツのビバヒル高校時代


アメリカのトークショーと言えば、日本ではエレン・デジェネレスが一番知られているかもしれませんが、この数年Carpool Karaoke (車の車内でカラオケ)という企画で特に人気になったのがジェームズ・コーデン。



彼の番組に出た時のレニー・クラヴィッツと他のゲストとのトークが面白かったので、今回はその要訳をご紹介したいと思います!


レニーのお隣のゲストは、女優のアンバー・スティーブンス・ウェスト。


J: ジェームズ(司会)

A: アンバー(女優)

L: レニー


良き理解者の存在


J: アンバーとレニーは同じ高校、ビバリーヒルズ高校出身だよね?


ロックスター、レニー・クラヴィッツの学生時代ってどんな感じだったの?



L: 僕は卒業するためにやらなきゃいけないことをやってたよ(笑)


僕は音楽に一生懸命で、5つか6つ音楽の授業を取ってたんだ。普通のバンドから合唱、マーチングバンドまで全部参加してた。



実は、当時僕にすごく優しくしてくれてた歴史の先生がいたんだけど、彼女は「あなたにはC(いわゆる可)をあげるから、教室を出てギターを弾いてきなさい」って言ってくれてね。


(観客からも拍手)



素晴らしい高校だったよ、色々なことを学んだしね。


あの頃、僕は既に自分が将来何をやりたいのかわかっていたから、それに向かって取り組んでいたよ。


スラッシュのように、(同じ学校内で)音楽をやっているヤツもいたしね。



J: キミが僕たちに届けてくれてる素晴らしい音楽のために当時授業を投げ出してたと考えると、すごい話だよな。



意外な選挙公約


1:28 ~


J: アンバー、キミはその高校で生徒会長だったんだって? 選挙に立候補した時、公約は何を掲げたの?



A: そうなの、三年生の時に生徒会長を務めたの。公約は「もっと良い自動販売機を学校に!」だったわ。(笑)


高校生にとっては結構重要なことでしょ?


L: 僕たちの時にはそもそも校内に無かったよ!



A: でしょ?私があそこに入った時には既にいくつかあったけど、まともなレベルじゃなかったのよ。


だから私がもう少し状況を改善できるかも、と思ったの。ま、結局実現はしなかったんだけどね(笑)



J: 待ってくれよ。ということは、キミは他の生徒たちに新しい自動販売機の導入を約束しておきながら、それは果たされなかったということかい?


A: まぁ、そうなるわね。でも、私は「選挙で選ばれて勝った」んだもの!(バツの悪そうな表情で)


J: それってさ、ほぼトランプ大統領と同じだよね?



A: (すごいリアクションしながら)Oh my god!なんて酷いこと言うのよ!(笑)


私はあんなリーダーじゃなかったわよ!


(全員爆笑・レニーに至っては立ち上がって拍手・笑)



J: だってさ、生徒に約束しておきながら、嘘ついたんだろ?で、(責められたら)「私は選挙で勝ったんだから!」だろ?(笑)


A: 違うのよ、私だって実現したかったけど自動販売機が高過ぎただけよ!



*背景として…


・映画&エンタメ業界(ひいてはカリフォルニア全体)はトランプ不支持が大多数を占める。


・レニーはずっとLove & Peace を謳い続けていて、社会の分断や人種差別への意識向上を訴えている。


最新MVでもよりストレートにそれが表現されている。



終/


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