80年代、ハードロックシーンの中心地だったハリウッドのサンセット・ブルバード。
その中の二大重要バンドである Motley Crue / Guns N' Roses のマネージメントを最初期にサポートしていたのが今回の主人公、ヴィッキー・ハミルトンさん。
彼女の話を基に、前回から様々なエピソードを要訳させて頂いております。
J: 聴き手の男性
V: ヴィッキー
夢で溢れていた通り
6:25 ~
J: その当時のサンセット・ストリップの賑やかさを物語るようなエピソードってある?
V: 「80年代のあの頃は、あらゆるバンドが成功を掴むためにサンセットに集まってた。
夜になると、ここからRainbow Bar & Grillとか、ずっと向こうの辺りまで色んな人達がフライヤー(ライブのチラシ)を配りまくっててね。
電柱にフライヤーを貼るのも違法ではなかったから、もうフライヤーがどんどん上から重ねられて、こんな分厚さ(5cmぐらい)にまでなってたわ。ほんと、クレイジーな時代よね」
モトリー悪の拠点
7:05 ~
場所は変わって、Whisky A Go Goの側面を走るSan Vicente Blvdを山手に30mほど行くと右側に立つSunset Terrace Westというマンション。
正面から見て一番奥に見える部屋が、モトリー(ミック以外)が81年頃「市の公衆衛生局に追い出されるまで」住んでいた場所。
追い出された原因は、バルコニーからごみを外に投げ捨てていたため…(笑)
J: その頃はきっとWhiskyで頻繁にプレイしていた頃だよね?
V: 「そうね、ある夜私が見た時は、彼らのショーを見るためにこの辺りに集まっていたファンとハイタッチを交わしながら、このアパートを出て会場入りしていたわ」
J: その頃、モトリーはガンズの連中とつるんでたの?それとも、もう売れてここを出て行った頃?
V: 「ガンズがこの辺りに来た時は、モトリーは既に出て行った後だったわ。私もしばらくここに住んでいたことがあって、屋上でよくパーティーしたものよ」
当時はパンクロック全盛だった時代。
そんな頃にモトリーの連中は、ステージのon/offを問わず、ずっとあの初期モトリーのような服装で生活していたそうで、彼女も通りで見かけた時は「この人たちは一体何を考えてるの!?」と思ったそう(笑)
Motley Crue × GNR
13:50 ~
Whisky A Go Goの店先に飾られているこちらのプレート。
ロックの殿堂に認定された証ですが、ここのステージに立ったアーティストとして、フランク・ザッパやドアーズと並んでモトリー&ガンズの名前も刻まれています。
V: 二組ともここでプレイするのを見たけど、私がウィスキーへのブッキングを担当したのはガンズの方ね。
J: あの当時、モトリーとガンズは同じステージで共演したことは無かったんだよね?
V: ええ、無かったわ。(ガンズが注目され始めた頃)モトリーはずっとツアーに出ていたから、会ってすらいなかったんじゃないかしら、ガンズがCathouseに出始める頃までは。
(*あくまでバンドとしての話)
次回、Guns N' Roses のお話に続きます!
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