デイヴ・グロールの小話 #3 / ロックンロール・リベンジ


ロック界きってのコメディアン(笑)、Foo FightersのGt./Vo、デイヴ・グロールの面白エピソードをお届けしているシリーズ。



今回はその第三弾!数年前にノルウェー&スウェーデンで放送されているトークショーに出演した際に披露した話です。



*要訳ですので、一部省略・

入れ替え含みます。


フロントマン転身について


5:15 ~


MC: どうやってNirvanaでのドラマーという立場からFoo FightersでのGt./Voになったの?


D: Nirvana時代にカート・コバーンが亡くなって、しばらくはドラムを叩くことはおろか、音楽を聴きたいとすら思わなかった。それぐらい悲しい出来事だったからね。



でも、それを救ってくれたのが作曲だった。


オレは子供の頃にギターの弾き方を学び、以降作曲はしていたんだけど、ずっと自分の中だけでとどめていたんだ、秘密の実験みたいにね。



だって、ドラマーが歌う曲なんて誰も聴きたがると思わなかったし、自分にその能力があるかどうかもわからなかった。


恐らく、誰も作曲することやフロントマンになることをオレには期待してなかったと思うよ。



ギターを弾き始めたきっかけ


6:05 ~


MC: そうやってギターを弾くことはキミの中で憧れていたことだったの?


D: ああ、それにはちょっと面白いきっかけがあってね。


オレが中学一年生だった頃、サンディというめちゃくちゃかわいい女の子がいてさ。大きな青い目、整った輪郭、もう見た瞬間に一目ぼれだった。



オレは彼女を見かけたその初日に声をかけたんだ。それ以降、お互いのスクールバスに乗る前にはロッカーでキスをして、家に帰ったら電話で話して…。



大失恋


6:50 ~


D: ところが一週間後、彼女がこう言ってきた。


「ねぇ、私もまだこの学校に慣れていないし…こういう関係に縛られたくないの」



オレ達11歳の(*クソ)ガキ同士だぜ!?(笑)


(*ここ、“f@cking”をデイヴが我慢したのか、もしくは編集で消してます・笑)


オレだってそんな束縛のつもりはなかったさ!


この経験でオレはめちゃくちゃ傷ついたんだけど、その夜、オレはある夢を抱いたんだ。



満員のアリーナに、そこでギターを弾くオレ。そして俺の演奏に熱狂するオーディエンス。


オレがステージから客席を見下ろすと、そこで泣きながらオレを観ているサンディ。


(観客爆笑)



これがオレの夢見た「ロックンロール・リベンジ」さ!


「キミはオレのガールフレンドになれたはずだったのに、残念だったな!」って(笑)


終/


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