ギルビー・クラーク #2 / 半アイドル!?Candy時代



元Guns N' Roses のギタリスト、ギルビー・クラークのインタビュー日本語訳Pt.2です。


今回は、ハリウッド界隈で人気を博していたパワーポップバンド、Candy時代の話です。


In: インタビュアー

(元バンドマン)


G: ギルビー・クラーク


Candyのスタート


10:14 ~



In: Candy は始めから上手く行っていたの?


G: ああ、オレたちはハリウッドでライブをやるようになって、Troubadour / トルバドールや Whisky a go go / ウィスキー・アゴーゴー辺りをソールドアウトにしたよ。



In: この頃一緒にプレイしていたバンドって覚えてる?


G: この頃、モトリーは既に大きな存在になっていたけど、RATTとかかな…よく覚えてないけど。


In: Candyはヘビーロックなバンドじゃなかったもんな。



G: あとはWhite Sister とか Black N’ Blue辺りかな。でも、僕らは自分達がヘッドライナーのショーをたくさんやってたよ。


メタルの連中がたくさん見に来てたんだ、僕らのショーには女の子が結構いたからね。



MTVとポップ路線


11:37 ~


Candyは、こういう言い方はしたくないけど、ちょっとアイドル的な、女の子が各々に推してるメンバーがいるような、昔のビートルズみたいなとこあったよね。


G: 間違ってないよ。僕らメンバーはそれぞれに個性があったし。



In: それから短い間にキミはバンドを辞めたよね。そのタイミングで僕も当時の人物関係図の中に入ってくるんだけど。(当時は、インタビュアーもバンドマンだった)


G: 僕らはメジャーレーベルとの契約もあって、ツアーとかの一般的な活動もしていた。まさかと思うかもしれないけど、僕らはMTVのプレイリストにも載っていたんだ。


まだMTVがあんな一大カルチャーになる前の話だけどね。



この頃、レーベルは僕らにシンガーを変えて欲しかったんだ。この頃は物事が上手く回ってなくてね…


オレは日頃からもっとハードなロックをやる方向に行きたかったんだけど、ボーカルのカイルはポップを好むヤツだった。



彼はバリー・マニロウになりたくて、オレはビリー・アイドルを目指していたんだ。



ライアン・ロキシー登場


12:36 ~


G: オレはもう別のバンドを始めようと思っていたところで、Candy継続を望んだ連中はオーディションを展開し、それをキミが受けたんだよね。



その過程で彼らはRyan Roxie / ライアン・ロキシーを見つけたんだ。ところが彼はギタリストだったんで彼をギターに迎えて、結局オレがギターボーカルとして戻ることになったわけ。



*Ryan Roxie 

様々なバンドやシンガーのサポートとして知られているギタリスト。



プレイスタイルはスラッシュと似ており、主にギブソンのレスポールやフライングVを使用。長年 Alice Cooper / アリス・クーパーを支えていることで知られている。



続く…


Candy、初めてちゃんと聴いたんですが…ポップですね~!


ギルビーがここまでポップなバンドをやっていたとは…(笑)


でも、当時のLAのシーンにおいては、ある意味目立つ存在だったかもしれませんね。


では、次回Pt.3「激動のLAロックシーン編」へと続きます!