スラッシュのバンドのベーシスト、トッド・カーンズが、ガンズで同じくスラッシュと共にプレイしているリチャード・フォータスを迎えてのトーク訳・Pt.4!
予想以上に面白い内容で長い間取り上げてきましたが、一応今回で最終回となります!
少し長いですがお付き合いください!
今回のテーマは、「チャイデモ期のギタリスト」「リチャードの立ち位置」「スラッシュはどうかしてる…」です。
T: トッド
R: リチャード
Chinese Democracy のギタリスト
38:40
R: オレから見れば、”Chinese Democracy” のギターワークのほとんどは、バケットヘッドとロビン・フィンクによるものだ。
確か、ロン(バンブルフット)も少しはレコーディングしたと思うけど、DJ(アシュバ)の音はCDには収録されていないと思う。
T: そうだろうね。
面白いのはさ、今オレがあのアルバムを聴くと、どこでバケットヘッドのギターが入ってきたかすぐにわかるんだよ。「あ、これバケットの音だな」みたいにね(笑)
R: 彼は本当に強烈なプレイヤーかつひときわ存在感があって、一緒にプレイするのはすごく楽しかったよ。
それはロビン・フィンクにも言えることだ。彼も本当にすごいギタリストなんだよ!
T: 残念だけど、過小評価されているギタリストだよな。オレが好きなNine Inch Nails のラインナップは、The Downward Spiral の頃の…
R: あぁ、でも彼はあのスタジオ盤ではプレイしていないよ。
T: ああ、そうなんだよな。(*実際、ロビンがNINに加入するのはそのアルバムの後)
T: でも、そういった彼の経歴を考えると、(ロビンのGNR加入は)「何!?ロビンがガンズに!?」って感じですごくい興味深かったよ。
NINのライブを見たことがあるんだけど、彼らのショーはそんな派手なギターソロがフィーチャーされるようなものじゃないからね。
彼がこういったハードロックの方向に進むのを見ることはとても面白かったな。
オレとしては、Chinese期に出入りしたどのミュージシャンも、技術面だけを基準に選ばれたわけでないという点が嬉しかったよ。
どこにでもいる、アホみたいに弾き倒すギタリストじゃなくてね。
フォータスの役割
40:18
T: ギタリスト3人体制のGNRにおいて、キミの役割は…どちらかといえば、リズム隊と共にロックンロールに徹しながら、バックを固めるという感じのように見えていたんだけど。
それこそ、イジー(ストラドリン)的な、もはや「ほぼ忘れられた美学」とでも言うか…
R: 「マルコム(・ヤング)的な要素」ってことだろ?
T: そうそう、まさにそれだよ。あとは、キース(・リチャーズ)とか。バンドにとっては、すごく重要な要素だろ?
R: それは本物の美学であり、もはや失われたものだろう。
オレ自身は、そのポジションに就くことに全く問題はないんだ。今で言うと、スラッシュはオレに自由にやらせてくれるしね。
マルコムのようなポジション、オレは大好きだし、そういった意味でマルコムとキースは、オレにとってのお手本と言える。
T: オレ達がAC/DC のショーを見ると、学校の制服を着て狂ったようにあちこち動き回る男にいつも視線を持っていかれるけど、今大人になって客観的に彼らのショーを見ると、クリフ(・ウィリアムズ)、フィル(・ラッド)、マルコム(・ヤング)の「三人の壁」がバッチリ後ろを守ってるわけさ。
誰も彼らを超えることはできないよ。
これは以前、ダフ(・マッケイガン)と話したことなんだけど、”Appetite For Destruction” のレコーディング前、ダフはスティーヴン(・アドラー)と二人でよく練習したそうだ、ぴったり息を合わせるためにね。
(スラッシュのバンドでも)オレとブレント・フィッツ(Dr.) は、GNRの曲をやる時にオリジナルをすごく重視するんだ。
自分達の足跡を刻むよりも、「正しい形でプレイしよう」とね。
スラッシュはどうかしてる…
43:05
T: これ、訊きたかったことなんだけど、メイン三人の再結成が実現した時、どれぐらい…というのも、キミは非常に特異なポジションにいたわけだよね?
(オリジナルメンバーではないけど)Chinese ~期のことは知っていたわけで、リハーサルの段階でどれぐらいの調整を要したの?
例えば、KISS にエース・フレーリーが復帰した時のように、残った側が戻る側に教えることもあれば、古参メンバーが新たなメンバーに教えたりもあると思う。
スラッシュの場合、GNR再結成の前に、長年プレイしていなかったGNRの曲をオレ達(Slash Feat. M. Kennedy & The Conspirators) とやってたり…
彼はUse Your Illusion の曲よりも、Appetite の曲の方が好きみたいだね。Use~には、バンドサウンド以外の音も結構入っているからかもしれないけれど。
R: 多分、キミは「どれくらい大変か」わかるだろ?(笑)だって、彼らはとにかく一緒にプレイするのが好きなんだから。
T: あぁ、わかるよ(笑)一つ忘れられない出来事があったんだ。
あれは確か、キミ達GNR が南アフリカかどこかでショーを終えて、アメリカに帰国する前だったと思う。
スラッシュから「近いうちにスタジオでジャムらないか?」とメールが来たから、やり取りをして「OK、じゃあ土曜日に」と返したんだ。
その後、GNRのツアースケジュールを確認したら、なんとその土曜日ってのは彼が帰国するその当日だった(笑)
どうかしてるよ(笑)、彼はとにかくいつでも弾いていたいんだ。
終/
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