ジェイムズ・マイケル (Sixx AM) / コラボ曲と今後の活動


先日、突然既発曲の新バージョンをリリースした Sixx AM。



ファンにとっても予想外の展開で、再始動なのか、それともチャリティのためにこの一曲だけ再録音したのかよくわからない感じでしたが、なんとジェイムズ・マイケルが ポッドキャストインタビュー に登場!


多分、全てはモトリーのツアー次第だと思いますが(汗)、一応、再始動を臭わせています。


I: インタビュアー

J: ジェイムズ



Maybe It’s Time


0:40


I: Sixx AMは先月、多彩なゲストミュージシャンを迎えて “Artists For Recovery” のチャリティの一環で “Maybe It’s Time” をリリースしましたね。



これはまもなく公開になる(薬物中毒をテーマにした)映画 “Sno Babies” のサントラにも収録されますが、ここからの収益は、薬物依存からの更生を支える団体に寄付されるそうです。


ジェイムズ、こういった展開はどのようにして始まったんですか?


もちろん、Sixx AMのバンドの始まりを考えれば、あなた方がこういった問題を全く知らないわけがないとは思いますが。



J: まさにその通りで、オレ達にとってはこういった取り組みに関わることはすごく自然だった。


オレ達は一枚目の “Heroin Diaries” から、こういったことに言及してきた。


今回リリースした新バージョンであれだけのアーティスト達とコラボ出来たことはすごく楽しかったし、何より、参加してくれたアーティストはそれぞれ過去に同種の問題と繋がりがあった人達だ。


こういった連中が一緒になってこの曲に取り組んだことにすごくワクワクしたし、やりがいがあったよ。



音源でプレイしたアーティストだけでなく、レコード会社やマネージメントのスタッフも含め、全員で引き受けた仕事という感じだったよ。


これまでに届いてる反応も僕らの励みになるようなものだしね。



曲にとっての居場所


2:10


J: 楽曲自体は、2016年にリリースした “Prayers for the Blessed” というアルバムに収録されているんだけど、この曲はオレ達にとってずっと特別な感じがしていて、何かこの曲をもっと活かせるんじゃないかと思っていた。



この “Snow Babies” という映画の話が来た時に、”Maybe~” だけじゃなく、他のいくつかのSixx AM の曲にとっても新しい居場所になりそうだ、とわかったんだ。


つまり、「自分達にとって特別な曲だ」とはわかってはいたものの、それにふさわしい居場所が必要だった。



彼ら(スラッシュやコリー・テイラー、ジョー・エリオットら)とのコラボこそがそこに至る方法で、オレ達は遂に楽曲にふさわしい居場所を見つけた気がしてるんだ。



誰がどこを歌うか


6:22


I: ボーカルに関してですが、参加したボーカリストは皆一曲丸々を歌って、編集の段階でどの部分で誰の歌唱を使うかを決めたんですか?


J: 良い質問だね。ほぼイエスだ。



難しかったのは、どのアーティストをどの箇所で「使わないか」決断することだった。皆素晴らしいシンガーな訳だから、すごく悩んだよ。


それぞれが一曲通して歌っているのを聴くのも良かったけれど、最終的には素晴らしい仕上がりになったと思うよ。


I: 同じバンド内に二人のシンガーがいて、誰がどこを歌うかで揉めるわけじゃないから、素敵なことだよね!(笑)


J: 確かにね!



あと、この曲はロブ・カヴァロのプロデュースなんだけど、Sixx AM で初めてオレがプロデュースしなかった曲なんだ。


プロデューサーではなく、純粋に一人のアーティストとしてスタジオに向かうのはとてもワクワクしたよ。



Sixx AM の今後は?


8:35


I: Sixx AM としては2016年以来アルバムのリリースはありませんが、ベスト盤が出るとか、もしくは新作の可能性は?


J: オレとニッキーは常にコンタクトを取っていて、それは別に仕事のことだけでなく、普通の生活の話とかも含めてなんだけど、つい最近作曲についてたくさん話し合ったよ。



オレ達は前回のツアー中にもスタジオに入ったりして、まだリリースしていない素晴らしい曲もいくつかあるんだ。


今の段階では、次の展開をどうしようか?ってところだね。今回の “Maybe~” がその一歩になってると思うよ。


もちろん、今はコロナの状況もあるから明確に答えることは難しいけれどね。



(この最後の2分辺り、回線が非常に不安定で聴きとり辛いんですが、恐らくスタジオに入ることを話し合う、と言ってると思います)


終/