久々の投稿となりました、BAND-MAIDのリアクション紹介!
BAND-MAIDへの興味や情熱が薄れたなんてことは一切なく、単純に紹介したくなるような動画がしばらく無かっただけです!
(*英米での経済活動が少しずつ再開され、本格的に仕事に戻られたリアクターさんも結構いると思います)
さて、復活一発目にご紹介するのは、 “About Us”・ライブバージョンへのリアクション。
動画の長さが20分というところからも、この主さんの本気度が伺えますが、それもそのはず、Labyrinth Studios さんは、サウンドエンジニアとして活動されているそう。
かなり細かい部分までお話されているので、要点をピックアップしながらご紹介していきたいと思います。
~サビ①
2:45~
(過去に聴いた激しめの曲と合わせて)楽曲にこういうヴァリエーションがあるのは良いよね。
イントロのサウンドからは、ポップミュージックからの影響を感じるよ。
ボーカルをサンプリングして楽曲に組み込む、最近のR&Bでよく見られる手法だね。
こうやって、他のジャンルからインスピレーションを得て自分のものに出来るバンドが僕は好きなんだ。
あと、アコギからエレキギターへの切り替えなんかも、楽曲の展開をよりスムーズに、かつインパクトあるものにしていて良いよね。
過去に聴いた作品同様、ボーカルも良い。
特に、バッキングボーカル(小鳩)とのフィット感が素晴らしくて、とても緻密にプロデュースされてるね。
こういったバラードの楽曲では繊細さとニュアンスが命で、オーバープロデュース(いじり過ぎ)してはいけないんだ。
ここまで聴いてそういう余計な部分が無いし、洗練されて上手くまとめられていると思う。
過去に見た作品同様、ベースのトーンもすごいよ。
こういったバラードにしては、所々目立ちすぎてる感もあるけれど、こういったライブでの環境だと、楽曲に合わせて緻密にサウンドを変えていくのは容易ではないし、彼女達の楽曲のほとんどはラウドなベースを要するものだしね。
ほんの少しそう感じるポイントがあったというだけで、彼女のプレイ・サウンド自体は上手く考えられていて、ちゃんとニュアンスもあった。
じゃあ、残りも見てみよう。
サビ①~Bメロ②
7:00
ギターとベースによる素晴らしいメロディがいくつかあったけれど、ここでのベースの音量はちょっと大き過ぎるように感じたかな。(ミックスの話)
ギタートーンが素晴らしいだけに、バッキングトラックに埋もれてるように聴こえたのはちょっと残念だったね。
ただ、これはあくまで曲の全体像を見た上でそうしてあるんだと思う。
サウンドのプロダクションとしてはレベルが高いのは間違いないし、決して曲が持つメッセージを損なうような欠点ではないね。
サウンドの聴こえ方がどうであれ、曲自体が持つメッセージだけで十分リスナーに響いてると思うし。
ドラムに関して言うと、スタジオなら楽曲のタイプに合わせてセッティングを変えたり、マイクの位置を買えたり、それこそヘッドやシェルごと変えてサウンドを作ることも出来る。
でも、こういったライブ環境でのセッティングは(立て続けに演奏していくので)出来ることが限られているし、彼女達の楽曲のスタイルを考えると、当然アップビートでロック向きなセッティングにしておくだろう。
それでもこの曲でこれだけドラムが上手くフィットしているのは、彼女の叩き方による部分が大きいと思う。
彼女がソフトにプレイし、曲を引き立たせているからこその響きだよ。
サビ②~
11:50
盛り上げる箇所と落とす箇所、アレンジにおける緩急があちこちで効いてるね。
電子ドラムっぽいサウンドが入ってたあのブレイクのパートが好きだな。
以前見たライブの映像からもわかったんだけど、リードシンガーとバッキングボーカリストは異なるマイクを使ってるんだ。
マイクが違えばその特性も異なるから、ミックスの段階で二人の声を調整する時にもそれが役立ってるんじゃないかな。
終了後コメント
16:00
終盤の盛り上がりで聴こえてきたコーラスの声の大部分は(CDと同じ)バッキングトラックだと気付いたけど、リードシンガーが実際に歌っているものと後ろで流れているものを区別できなかったよ。
一部の人達は、こういうバッキングトラックの使用を批判するけれど、僕は全くそんな風には思わないんだ。
これはライブパフォーマンスを高める一つの手段なんだからね。
最後にまとめの感想になるけど、ライブレコーディングされた音ということを考えると、上手く仕上げられていると思うし、バラード特有の柔らかさや繊細さがしっかり出ていたと思う。
オススメしてくれた皆にはお礼を言うよ、良い曲だったし楽しかった!
終/
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